2018年03月09日
コンテンツ番号3287
マタギ文化を活用した事業について学ぶ
(2018年3月9日)
北秋田市職員各種業務等勉強研修会が、3月8日(木)に市役所本庁舎で行われ、津谷市長をはじめ参加した約20人の市職員が、土着ベンチャービジネスコンテストで銅賞を受賞した「マタギの学校」について学び、理解を深めました。
北秋田市職員各種業務等勉強研修会(通称学びの会)は、市職員が市役所全体の業務について理解を深め、相互理解を深めることを目的に行われているものです。今回は市地域おこし協力隊で移住コーディネーターの米倉信人さんを講師に、当市の文化資源であるマタギを題材にし、今年度土着ベンチャービジネスプランコンテストで銅賞を受賞した「マタギの学校」についてプレゼンテーションと意見交換会が行われました。
研修会では、マタギの学校について「貴重なマタギの知恵や技術、そして文化を学び、自然・動物との共栄共存に役立てるとともに、将来の担い手の育成を図ることを目的とする。学校の構成は、狩猟現場での体験を軸として山に関する知識やマタギ文化を学ぶ『大人の学校』と、自然の中での遊びや観察を通してマタギの文化に触れてもらう『子供の学校』の2つに分けている。事業開始初年度は子供の学校から始める予定。対象者は、県内向けの小学生と県外向けの小・中学生を予定している」などと説明し、「万人に対してのサービス展開とならないため、ターゲットを見据えた広告・宣伝活動により顧客を集めることが必要。コンテンツ等については、まだまだ検討する必要があるので色んな意見を聞きながら詰めていきたい。マタギの方たちとの協力関係を築いて取り組んでいきたい」などと今後の意欲を述べました。
このあと、意見交換会が行われ、参加者からは「もっとコンセプトを明確にすべき」「値段に対して費用対効果の高いインパクトのあるコンテンツを設けるべき」などの意見が述べられ、今後の事業展開を期待しました。
土着ベンチャー…通称ドチャベン。世界トップクラスで人口減少が進む秋田で事業創造する挑戦者を全力応援するプログラム。2014年から秋田県が行っており、「イベント・現地ブートキャンプ」「ビジネスプランコンテスト」「起業家支援プログラム」の3部構成で、田舎発の革新的な事業創出を目指しています。