2005年11月03日
コンテンツ番号5206
市鷹巣地区文化祭・小中学校の部
北秋田市鷹巣地区文化祭小・中学校の部が11月3日(木)、市文化会館と鷹巣小学校を会場に開催され、小学校7校と中学校2校の児童生徒が、それぞれ個性豊かな発表を行いました。
市文化会館を会場にした学芸発表の部は、毎年文化祭に合わせて開催しているもので、今年で43回目の開催。小学校は6年生を中心に児童約180人、それに鷹巣南中学校の全校生徒と鷹巣中学校の吹奏楽部が参加しました。小中学校の部は、これまで平日に行われていましたが、この日は祭日と重なったこともあり、多くの父兄や一般の市民らも観覧しました。
オープニングは恒例となった鷹巣南中学校の全校合唱。開会のおよそ1時間ほど前に会場入りしていた南中学校の生徒たちは、パートごとに別れ、会場の外で練習するほどの熱の入れ込みよう。本番では、練習の成果も表れ、混声四部合唱曲の「河口(團伊玖磨作曲)」など2曲を見事なハーモニーで高らかに歌い上げました。
この後、伝統芸能や器楽合奏、太鼓演奏など、時間をかけて練習を重ねた各校の発表が行われ、こどもたちの見事な発表に、訪れた人たちも大きな拍手を送っていました。トリを取ったのは鷹巣中学校の吹奏楽の演奏。映画「スウイング・ガールズ」のテーマ曲にもなったジャズの名曲を見事に演奏し、ホールは心地よいフォー・ビートのリズムに包まれました。
また、鷹巣小学校を会場に行われた研究発表の部は、鷹巣地区の小学校のほか、阿仁合、大阿仁、前田、合川南の各小学校及び鷹巣中学校の児童生徒およそ150人が参加、「北秋田市小中学校理科・社会科研究発表会」として行われました。
このうち、鷹巣小学校2年の馬淵優衣さんが発表した「米代川の研究(社会科発表)」は、米代川の上流部から河口までを訪ね歩き、その記録をまとめた力作。家族の協力で、米代川の源流部に近い秋田県側の最上流部から能代市の河口までの数地点の流れの速さや水のにごり、砂利の大きさなどについて調べ、自分が撮影した写真と文章をもとに、はきはきした声で発表しました。助言者の先生からは「実際に自分の目で見、肌で感じることが大切。写真を使ったことで、とてもわかりやすい」と講評をいただきました。
また、鷹巣西小学校6年高坂亨佑君の発表は、「温度調べ6(理科発表)」。水や空気など、「もの」の温度を1年生のときから6年間にわたり自由研究として調べた成果をまとめたもの。気温については日なたと日陰、アスファルトの路面上と畑の上など、計測ポイントや時間などの条件を変えながら記録、さらに液体の温度変化でも、お酒と水の氷点の違いなどを研究した大人顔負けの発表でした。助言者の先生からは「たいへん良くまとまっている。アルコール飲料は、その度数によってもまた変化が異なるので、今度はおお酒の種類を替えて調べてみては」と、さらなる研究を期待していました。
この日は開催日が祭日となったことから、研究発表の部にも多くの父兄らが参観、16の教室に分かれて行われたどの会場でも、児童らは、大勢の聴衆の前で堂々と発表を行っていました。