2005年11月05日
コンテンツ番号5177
まとび学園収穫祭
長期山村留学「まとび学園」の収穫祭が11月5日、学童研修センターで行われ、学園で育てた米や野菜などの収穫を喜び合い、自然の恵みに感謝しました。
まとび学園は、旧合川町で平成5年より継続している山村留学制度で、1年間受け入れ農家と山村留学センターを交互に生活し、今年度は4人の小学生が親元を離れ、山村留学生活を送っています。
収穫祭では、学園の小松玉麻果さんが「今日は待ちに待った収穫祭です。みなさんも一緒に楽しんでください」とあいさつ。地元の小学生や、受け入れ農家、学園生の父母、地域の方などと一緒に、「千歯こぎ」や「足ふみ脱穀機」、「唐箕(とうみ)」など昔の農機具を使い、先人の知恵を体験しました。
お昼は、収穫した新米を使ったカレーライスや、石焼き芋など、実りの秋を舌で感じていました。午後からは、山村留学体験発表会が行われ、学園での活動発表や受け入れ農家での体験、染物や天体観測など自分の興味関心があったものを個人研究として発表しました。
そのほか学園では、日本の伝統文化に触れる体験として、和太鼓と民舞を取り入れており、「八丈島キタマタ太鼓」、「ソーラン節」、「三宅島木遣打ち込太鼓」も披露されました。
昔の農機具に触れ、貴重な体験をする子どもたち
まとび学園子どもたちの作文
「ぼくの、せいちょう」 3年 本多和平(埼玉県)
ぼくは、今、自分でも、まとび学園に来てから、すごく、せいちょうしたなーと思っています。4月とかは、石川先生や、福さんに「そうじ、おそいぞー」とか、「歯、みがいたかー」とかいろいろな事を、注意されてたけど、今は、だんだん、注意されなくなってきたので、3月までには、ほめられるくらい、せいちょうしたいです。
「自分がせいちょうした所」 4年 江畑雄樹(滋賀県)
ぼくは、このまとび学園にきて、せいちょうした所があります。それは、滋賀では、店にいったときは、いつもむだづかいをしてしまったことが、しなくなった所と、すききらいをしなくなったことと、がまんができるようになったことです。
はじめは、山村りゅうがくまとび学園のことをしって自分から「いきたい」といったのもはじめてです。まとび学園のことをしるまえは、わがままで、がまんできなくて、お母さんたちに、めいわくばっかかけてました。今では、自分では、やっぱりこの、まとび学園にきてよかったなーと思いました。
「規則正しい生活」 5年 小松玉麻果(千葉県)
まとび学園では規則正しい生活を送っています。例えば、起きる時間は、学校のある日は六時起き、学校がない日でも七時起きです。ごはんの間は正座をして食べているし、自分たちで使った所は、自分たちで掃除をします。
私が初めてまとびに来た時は、この生活がつらかったのですが、今は、この生活に慣れてきました。なので、だんだん、規則正しい生活が出来てきているきているという事です。私は、これからずっと、この生活を続けていきたいです。
「まとび学園に来てから」 5年 山野井淳仁(茨城県)
僕は、まとび学園に来てから、二年目です。ほかの、玉麻果、ゆうき、和平達は、一年目なので僕は、みんなのリーダーとして、きちんとやることはやって、できないことは手伝ったり、手伝ってもらったりしています。
そのほかに昔は、ぜんぜん、みんなをまとめることができなっかったけど、今は少しみんなをまとめることができています。登校班では、一学期はほとんどがならばず、おしゃべりをして登校していました。二学期の後半からは、ちゃんとならんで、もめ事がないように話し合い、みんなでなかよくするようにしています。
もめ事があったときは、学校から帰って来てから、先生たちにも話を聞いてもらい問題をかいけつしています。あと半年リーダーとしてがんばって、けんかやもめ事がないようにしたいです。また、僕は、昔そうじとかを、きちんとやらず、たまにふざけるときもありました。今は、そうじをちゃんとやり、遊ばないで、むだ話をあまりしないでやっています。
あと、言われたことを、すぐ行動にうつすことができないときもありました。これからは、言われる前に行動したいです。僕は、この半年間をふりかえってみると、けじめをつけたくらしが、あまりできていなかったと思うので、これからは、まじめに遊ぶときは遊んで、勉強するときは、するようにけじめをつけてがんばりたいです。