2018年02月10日
コンテンツ番号3267
手作りの餅や特産品を求め買い物客でにぎわう
(2018年2月10日)
第24回もちっこ市が、2月10日(土)と11日(日)に道の駅たかのすの大太鼓の館駐車場で開かれ、手作りの餅や各種特産品などを買い求める大勢の人でにぎわいました。
もちっこ市は、北秋田市観光物産協会(村井松悦会長)が、米の消費拡大と観光客が遠のく冬季間の誘客を図ろうと、大館アメッコ市に合わせて開催しているもので、新しい小正月行事として定着しています。
はじめに、大太鼓の館前に造られた雪の御堂の前で神事が行われ、観光物産協会や農協、市などの関係者が参列し、玉ぐしを奉てんしてイベントの安全とにぎわいを祈願しました。
神事のあとに行われた開会セレモニーで、村井会長が「もちっこ市は、大館のあめっこ市に向かう人たちを少しでも呼び寄せようと始まったもので、来年で四半世紀を迎えることになる。今年は2年ぶりに秋田北鷹高校の家庭クラブの皆さんが、市内の菓子店とコラボして、バター餅を使った新しいお菓子を作ってもらった。これからも、若い人たちと力を合わせて、県南の小正月行事に負けないように頑張っていきたい」などと主催者を代表してあいさつ。
続いて、来賓の津谷市長があいさつを述べ、産直おおだいこ、ぶっさん館、大太鼓の館など道の駅たかのすの施設や森吉山の樹氷を紹介しながら「日本人にとって餅はソウルフード。これをアレンジして、北秋田市はバター餅の里として、皆さんに盛り上げてもらっている。今日テントの中には、バター餅をはじめ、工夫を凝らしたお菓子やおいしい漬物、馬肉の煮つけなどのたくさんの特産品が用意されている。この2日間、大勢の人たちに来てもらい、北秋田の特産品を味わってほしい」などと誘客と盛会に期待を寄せました。
セレモニーのあとには、商売繁盛や家内安全を祈願した恒例の餅まきが予定されていましたが、足元が悪いため「餅渡し」に変更され、村井会長はじめ関係者が、集まった人たちに紅白の餅を一袋ずつ手渡しました。また、大太鼓の館前では、ミズキの枝に色とりどりの餅や「豊作祈願」、「合格祈願」などの短冊を取り付けた縁起物の枝餅が100本限定で販売されました。さらに、おしるこの無料サービスのテント前には、配布時間前からたくさんの人が列を作り、あんこにとろける甘くて柔らかい餅をおいしそうに頬張っていました。
メイン会場の特設テント内には約20店が出店し、秋田北鷹高校の家庭クラブの「バターどらもち」や「バターもっちシュー」をはじめ、きたあきたバター餅やお焼き、干し餅、いちご大福といった工夫を凝らした手づくりの餅やケーキ等の洋菓子のほか、いぶりがっこや白菜漬けなどの漬物類、馬肉やホルモンの煮込みなど地元の特産品がズラリと並べられ、北秋田の味を求める大勢の買い物客でにぎわっていました。