2005年10月02日
コンテンツ番号9319
第3回北秋田市たかのす太鼓祭り
市内の太鼓団体が一堂に会して行われた「第3回北秋田市たかのす太鼓まつり」が10月2日(日)、大太鼓の館・野外ステージで行われ、多くの太鼓ファンが太鼓のリズムとパフォーマンスを楽しみました。
このイベントは、鷹巣町観光協会や綴子上町・下町大太鼓保存会など各太鼓団体で組織する「北秋田市たかのす太鼓祭り実行委員会(織山盛二会長)」が主催。今年は北秋田市の誕生により、市内全域から12の太鼓グループが出演、また、このほど改修が行われた大太鼓の館のリニューアルオープンを記念して実施されたものです。
開会式では、織山実行委員長が「大太鼓の館も17年目を迎えたが、今回のリニューアルで、魅力がさらに高まった。また、特産品として綴子の水で作った『大太鼓ビール』も販売することになった。このビールも味わいながら、最後まで楽しんで」とあいさつ、続いて来賓の岸部市長、清水議長が祝辞を述べたあと、公演が始まりました。
オープニングで登場したのは幼児から小学生を中心とした「婦団連ふるさと子ども太鼓」の皆さん。黄色と黒が基調の衣装も愛らしく、特に小さい子どもたちは、ステージ上で愛想をふりまき、観衆は大喜び。
このあと、小学生による「まとび学園太鼓」「竜森太鼓」「鷹っ子ばやし」、100人以上の打ち手が一糸乱れぬパフォーマンスを見せた「鷹巣祇園太鼓」と続き、ステージは一気に盛り上がりました。
この日のプログラムは3部構成。第2部は、リズムを身体を使って楽しむ「ドラムサークル」から始まり、この活動を広めている橋田ペッカー正人氏が、一般の参加者や鷹巣出身の打楽器奏者斉藤恵さんらと登場し、会
場と一体になって太鼓演奏を楽しみました。
ドラムサークルの途中、雨が強くなったことから、会場を大太鼓の館の中に移動し、残りの7団体の演奏が続けられました。館内では、森吉山麓火まつり太鼓、阿仁吉田かざはり太鼓、婦団連たかのすふるさと太鼓、綴子下町婦人会、鷹巣ばやし普及会がそれぞれの持ち味を出しながらの演奏、すぐ目の前での迫力ある演奏などに大きな拍手が沸き起こっていました。
トリを取ったのは綴子上町、下町両町の大太鼓。最も大きい太鼓は直径が3.8メートル(上町)、二番目に大きいものが3.71メートル(下町)、これにさらに二つの大太鼓が加わり、計4基の大太鼓が大音響で観衆の度肝を抜き、終演を飾りました。
なお、リニューアルされた大太鼓の館は、 世界の太鼓などの展示品も増え、その多くは直接触ったりためし打ちができるなど、入館者が実際に体験できる展示内容になりました。また、大太鼓展示ホールには大太鼓の打ち手がたたく位置まで上がれるタラップが設けられ、記念写真も撮影できるなど、魅力が高まっています。綴子にお越しの際は、ぜひ一度大太鼓の館にお立ちよりください。