2005年10月07日
コンテンツ番号9291
北秋田市誕生記念式典
北秋田市誕生記念式典が10月7日(金)、市文化会館で開かれ、来賓をはじめ旧4町の町長や議会議長、元合併協議会委員、一般市民など約600人が出席し、北秋田市の誕生を祝いました。
式典開会前には、会場前で綴子下町大太鼓保存会(藤島勝政会長)により大太鼓が打ち鳴らされ、出席者を迫力ある大音響で迎え入れました。
式典は厳粛な雰囲気ながらも晴れやかに幕を開け、はじめに岸部陞市長が、「美しい森吉山に代表される山並みや米代川、阿仁川などの豊かな自然を特徴に、それぞれに培われてきた歴史や文化・風土といった多様な資源が融合し、個性的な市勢を形成した。新たなまちづくりは市民と行政の協同が不可欠。今こそ英知を結集し、活気ある住みよいまちの創造に向け、取り組みを進めてまいりたい」と式辞を述べました。
続いて、清水修智市議会議長が「在任特例を適用していただき、敬意と感謝を申し上げたい。新市発足後半年ほどが経過したが、これまで2回の定例会と臨時議会を開催し、市民の付託に答えるため真剣な協議を続けてきた。また、森吉山ダム調査特別委員会を設置するなど、万全を期している。今後も、新病院や合川高校、市役所庁舎など大きな課題が山積している。将来への方向を誤ることのないよう、職務をまっとうしたい」とあいさつ。
この後、新市誕生に貢献された、として合併に携わった旧4町の町長と議会議長の9人が総務大臣表彰を受け、総務省自治税務局の株丹達也企画課長より表彰状と記念品を受け取りました。
また、総務大臣(代理)、西村哲男県副知事、金田勝年参議院議員、鈴木陽悦参議院議員からお祝いの言葉をいただいた後、鷹巣阿仁地域合併協議会委員として新市誕生にご尽力いただいた12人の方に市長から感謝状が贈呈されました。
引き続き、今年3月に公募していた市章デザイン採用者の表彰がありました。市章は、市の将来像である「『自然』と『人』が調和し、活気とぬくもりのある交流都市」にふさわしいものを制定したいと、公募していたもので、全国から1019点の応募があり、その中から9月21日に市章選定委員会(山崎真紀子委員長)の答申を受けて最優秀作品が決定し、この日の発表となったものです。市章に選ばれた最優秀作品は、神戸市西区在住の杜多利夫さん・利香さん親子によるデザイン。奇しくも、杜多(とだ)さんの姓は「杜が多い」と読めることから当市を象徴するようで、その偶然に驚かされます。
発表された市章は、北秋田市の「き」の文字をモチーフに、自然と人が調和する姿がデザインされています。秋田杉をイメージした深い緑色で、北秋田の豊かな自然を象徴し、緩やかなラインでぬくもりとゆとりを表し、羽ばたく様子が飛躍発展を表現しています。
式典は市章のとおり北秋田市が飛躍発展することを祈念しながら終了し、引き続きアトラクションが行われました。阿仁根子地区に伝わる国指定の重要無形民俗文化財「根子番楽」が根子番楽保存会(佐藤二郎会長)により披露され、祝賀ムードを盛り上げ式典の全日程のフィナーレを飾りました。
北秋田市の「き」の文字をモチーフに、「自然」と「人」が調和する姿をデザイン。秋田杉をイメージした深い緑色が北秋田の豊かな自然を象徴する。緩やかなラインで「ぬくもり」と「ゆとり」を表し、羽ばたく姿が未来への飛躍発展を表現している。
※市章の制定日は、告示日の平成17年10月3日