2005年10月12日
コンテンツ番号9288
前田小学校・前田保育園・放課後児童クラブ
起工式で鍬入れを行う岸部市長
森吉・前田地区に建設される、前田小学校・前田保育園・放課後児童クラブ建設工事の起工式が10月12日(水)、阿仁前田字下川端地内の現地で行われました。
この日の起工式には、市長ほか市議会、教育委員会、前田小学校、地元自治会、工事関係者ら40人余りが出席、神事のあと岸部市長らが鍬入れを行い、工事中の安全と早期完成を祈願しました。
前田小学校は昭和38年10月、全国でも珍しい円形校舎として完成、中央ホールと6つの教室が直結している独特の構造で、児童や教職員、地域住民に親しまれながら利用されてきました。しかし、築後40年以上が経過し、老朽化による痛みが激しくなり、特に外壁の落下に伴う危険度も増加、また3階部分が体育館になっている構造から、2階天上の剥離を防ぐため、バスケットボールのクラブ活動などは近くの体育館に移動して行っているなど学校活動に伴う支障が大きくなっていました。
このような状況から、保護者や地域住民から校舎の改築について要望が出され、平成11年には前田小学校建築検討委員会が発足、旧森吉町の長期発展計画に組み入れられていました。
しかし、厳しい財政事情などから計画は進まず、本格的な調査・設計に入ったのは平成14年。当初予定の木造校舎は鉄筋コンクリートに、体育館は既存の前田体育館を小学校体育館に用途変更して利用する、また、昭和51年に建設された前田保育園も大規模改築の必要があったことから、小学校との合築になるなど大幅に変更が加えられました。
また、空き教室を利用した子育て支援活動としていわゆる「放課後児童クラブ」の要請もあり、これらを一体的に建築する方向で計画の見直しが行われました。
この結果、15年度着工、16年度完成を目指していた新築計画は2年ほど遅れ、新市に引き継がれた今年になって建設工事の着手となったものです。
工期は平成18年9月30日まで。校舎完成後備品等の搬入を行い、11月1日から新校舎での授業と保育を開始する予定です。なお、施設本体の建築概要は次の通りです。
-
建築場所
北秋田市阿仁前田字下川端101番地ほか -
構造
- 小学校:鉄筋コンクリート2階建て
- 保育園・放課後児童クラブ:鉄骨平屋建て
-
規模
- 小学校:面積2,693.75普通教室7特別教室5
多目的ホール会議室職員室等 - 保育園:面積890.30保育室3遊技場調理場事務室等
- 放課後児童クラブ:面積147.77
※バリアフリー対策としてエレベーター・スロープ等を設置
- 小学校:面積2,693.75普通教室7特別教室5
-
建築費
822,150千円