2005年09月04日
コンテンツ番号5070
防災へり「なまはげ」も参加
防災週間(8月30日〜9月5日)に当たる9月4日(日)、市内鷹ノ巣駅周辺から北秋中央病院付近までを会場に有事に備えた大がかりな防災訓練が行われました。
この訓練は、秋田県消防協会大館北秋田支部(斎藤博臣支部長)と北秋田市が主催して行われたもので、地域住民と防災関係機関が一体となって大規模災害を想定した訓練を行い、防災体制の強化と地域住民の防火思想の高揚を図ることを目的としています。
訓練には、上小阿仁村を含めた市内各地区の消防団、会場周辺の住民、商店会の皆さんらおよそ20機関、500名ほどが参加して行われました。
訓練は空気の乾燥と強風で北秋中央病院付近から火災が発生、出火後間もなく近隣の商店や住宅に火災が拡大、大規模な火災に広がる恐れがある、という想定で行われました。
この想定のもと、火災発生と同時に自衛消防隊の出動や付近住民による火事ぶれ、初期消火活動が行われ、また消防隊による放水、商店内での避難訓練、救急隊が到着するまでの救護活動と、消防機関と住民らが一体となった活動を展開しました。
災害に欠かせないのは、町内会が結束した情報伝達や防災活動。商店街では花園町や材木町など町内会の皆さんが多数参加し、バケツリレーによる消化活動や炊き出し訓練が行われました。
締めくくりは、消防本部救助隊と県の防災へり「なまはげ」による高所救助訓練。市文化会館の屋上からケガ人をロープで地上に降ろす訓練や、屋上からヘリコプターで釣り上げる訓練では、参加した住民らも固唾を飲んで見守っていました。
台風や地震、火災と、災害はいつやってくるかわかりません。有事の際は、あわてずに情報を正しく確認、伝達し、地域のみなさんと一緒になって行動することが大切です。そのためにも、日頃の備えや避難場所の確認をしておきましょう。