2005年09月06日
コンテンツ番号5069
第59回全国植樹祭会場に北欧の杜公園が選定
平成20年開催の第59回全国植樹祭会場に「県立北欧の杜公園」が選定され、市役所玄関前に「祝全国植樹祭候補地決定」の垂れ幕が張り出されました。
この植樹祭には北秋田市の他、鹿角市(黒森山自然公園・大湯環状列石周辺)、由利本荘市(南由利原高原)の3市が誘致活動を展開しており、7月21日に岸部市長と清水市議会議長が寺田秋田県知事を尋ね、誘致の要望書を提出していました。
候補地決定の知らせを受けたのは、午後1時すぎ。県農林水産部から内定通知がファックスされました。
岸部市長は「まだ正式決定でないが大変うれしい。陳情、招致運動に協力してくれた地元商工会や森林組合に感謝したい。市がテーマとする『自然と人』が調和し、活気とぬくもりのある交流都市の形成にピッタリ」と協力してくれた各団体に感謝の意を表しながら述べました。
開催準備については「北秋田市の自然や観光振興を全国に発信する機会という観点からも、まず道路整備を進めたい。約1万人を越える出席者、関係者の宿泊施設の準備も課題。県と相談しながら最大限の協力をしていきたい」と新たに全国植樹祭部門を設ける考えをのべました。
清水市議会議長は「広大な芝生広場がある北欧の杜公園は、県内の候補地の中で最適だと自信を持ってはいたが、本決まりになり最高の喜び。いの一番に誘致を名乗り出た点も効いたのかもしれない」と述べました。
藤島直一大館北秋田森林組合長は「北欧の杜決定は大変喜ばしいこと。市町村合併した物の「これぞ」という中心事業がなかった。当地域は全国一の林業地であるが、現状は伸び悩み状態。植樹祭開催は起爆剤となり、地域の発展にプラスになるだろう」と期待を寄せながら述べました。
開催地選定の主な選定理由として新たな造成をせずに会場が確保できる。また、既存施設を有効に利用することで、全国植樹祭の趣旨に則った行事が実施できる。他の候補地に比べて経費の節減が可能。過去の行幸啓などの地域的なバランスから、優先度が高い、というものでした。
この植樹祭の正式決定は10月に(社)国土緑化推進機構の理事会で決められることになっています。