2005年08月04日
コンテンツ番号5049
ロシアの子どもたちと異文化交流
ロシア・ハバロフスク地方から子どもたちの交流団が北秋田市を訪れ、市長を表敬訪問したほか、地元の中学生らと交流を行いました。
交流団の団員は、 団長のハバロフスク対外友好団体協会ロイトマン・ゾーヤ理事長ほか日本の中学・高校生の年齢にあたる16人の子どもたちを含む19名。一行は8月3日(水)、ハバロフスクから飛行機で青森空港に到着、市日ロ友好協会(伊東雅晴会長)など関係者主催による歓迎レセプションに参加したあと大野台ハイランドに一泊、翌4日(木)の今日、市役所を訪れ岸部市長を訪問したものです。
ハバロフスクとの交流は、今から16年前の平成元年、旧合川町で児童の絵画と野球道具をロシアに寄付したことがきっかけとなって始まり、合川町とはその後、毎年のように相互の訪問交流が続けられてきました。
市役所大会議室で訪問を受けた岸部市長は、「旧合川町当時に交流が始まって以来、長い期間にわたって交流が続いていると聞いている。国際交流はとても大切なこと。ロシアは自然がとても豊かな国だが、北秋田市も自然に恵まれている。互いに良いところを学び合いたい」などと歓迎のあいさつを行いました。
交流団からは、ロイトマン・ゾーヤ団長が「交流はもう16年。2005年からは北秋田市と新たな交流が始まり、今日は歴史的な日と言える。これまでは子どもたちの研修を主な目的としていたが、これからは専門的な交流もしたらどうか」とあいさつ、市長に記念品としてロシア地方の草花の文様が入った時計をプレゼントしました。また、市長は天然秋田杉でできた扇子の飾り物をお返ししました。
この後一行は鷹巣中学校と合川中学校を訪れ中学生と交流を行いました。最初に訪れた鷹巣中学校では、生徒会の執行部員らに迎えられて剣道部などの部活動を見学したほか、交流団のメンバーはロシア伝統の民族舞踊を披露し(→動画)、盛んな拍手を浴びていました。
また、合川中学校では6回目になる「日ロ子どもサミット」を行い、互いの国の自然や学校生活などについて意見を交換しました。
交流団は10日まで8日間の日程で県内に滞在、市内では奥森吉のノロ川などを訪ねるほか竿灯や男鹿半島を見学、また県内の家庭でホームステイも体験する予定です。(2005.8.4)