2005年08月15日
コンテンツ番号9360
〜新市発足後初の成人式〜
合併後初となる「北秋田市成人式」が8月15日(月)、市文化会館で開催され、新たに484人が大人の仲間入りを果たしました。今回の成人式の対象者は、昭和59年4月2日から昭和60年4月1日に生まれた方。対象者のうち313人が出席し、午後2時からの式典に臨みました。
式典には新成人のほか、市及び市教育委員会、市議会、民生児童委員などの関係者、また、5つの中学校の卒業当時の学校長、担任教諭らが出席し、式典を見守りました。
君が代斉唱のあと岸部陞市長が、「北秋田市初の成人式を行うことができたことを皆様とともに喜び合いたい。『人と自然との調和によるぬくもりのある交流都市』という、市の基本理念を達成するために、新成人の皆さんにも、ぜひ新たなまちづくりに参加してほしい」と期待を述べ、また「皆さんの人生は始まったばかり。多くの困難に直面することもあろうが、先を恐れず夢を持ちつづけ、着実に自分の道を進んでいってほしい」などと激励しました。
来賓として祝辞を述べた県議会議員の津谷永光氏は ケニア出身の女性環境保護活動家ワンガリ・マータイさんが再認識させた日本語「もったいない」を引用しながら、「日本は、食料自給率が非常に低く、輸入超過の現状にあるにもかかわらず、食べ残しなどで4千億円相当の食料を捨てているような状態。皆さんには地球規模で環境を守り、ふるさとのためにがんばってもらえる大人になってほしい」と、旧町や国の枠にとらわれない、グローバルな生き方を呼びかけていました。
続いて祝辞を述べた市議会の清水修智議長は、市の少子化の実態を取り上げながら、「皆さんが生まれた20年前は、484人の出生があった。しかし昨年は半分以下の236人。市でも大きな課題として取り組んでいる。少子化を食い止めるためにも、みなさんには、25歳になったら結婚をし、最低3人は子どもを産んでほしい」と真剣な希望を述べると、会場の女性からは小さな笑い?が起きる一幕もありました。
この後、祝電・メッセージの披露、記念品贈呈をはさみ、高橋守任さん(綴子)と播磨夏子さん(阿仁比立内)さんの2人が新成人を代表してあいさつ。あいさつの中で二人は関係者や家族に感謝の言葉を述べながら、新成人が旧4町の枠を超え、同じ仲間として手をつなぎ、北秋田市を担っていかなければならないことや、大人としての自覚を持ち、責任ある社会人として歩んでいく決意をしっかりと誓っていました。(→あいさつ全文)
【動画で紹介】
(続々と会場に集まる新成人|にぎやかな受付風景|式典開始前|市長式辞|新成人代表あいさつ|記念ミニコンサート(ダックスムーン)|記念撮影風景)
一通りのセレモニーが済んだ後、県北地区を中心に音楽活動を行っているアマチュアバンド「ダックスムーン」のミニコンサートが開かれ、「きりたんぽ物語」などのオリジナル曲で、成人を祝福していました。
この後参加者たちは、友人たちとの再会を喜び合いながら、それぞれの出身の地区などで旧交を深め合っていたようでした。