2005年08月31日
コンテンツ番号5008
旧森吉町米内沢出身の鈴木みどりさん(千葉県君津市)がこのほど落ち葉を絵の具代わりにした絵本「ユウ君とレイちゃん」を春風社より出版しました。
「葉画」と呼ばれる技法で、大きさや色、葉脈、虫食いなど、葉っぱによりそれぞれ違う特徴を生かして味わいのある独特の世界を表現しています。
鈴木さん(旧姓・御処野)は旧森吉町米内沢に生まれ、大学進学のため上京し、現在は木更津総合高校で教鞭をとられています。その傍ら、趣味の押し花と書を組み合わせた作品を発表し、4年前から葉画の第一人者・赤崎一雄先生(熊本県)の指導を受け、先生の勧めでこの度の出版となったものです。
絵本は、愛くるしい不思議な生き物二人が森に入り、フクロウやピエロと遊びながら冒険するという内容で、約50種類の落ち葉を使い、葉画にしか表現できない世界を作り出しています。
米内沢で写真館を営む母親の御処野恵美子さんは「主人公のユウ君とレイちゃんは自身の子をモデルにしたそうです。帰郷した折には落ち葉を新聞にはさみ持ち帰っていました」と話していました。