2005年07月07日
コンテンツ番号4994
北秋田地域更生保護女性の会(長岐和賀会長)が創立40周年を迎え、7月7日(木)、会員及び関係者らおよそ140名が出席し、市中央公民館で記念式典と祝賀会が開かれました。
同会は昭和40年、近藤喜美子氏を初代会長に「北秋田地域更生保護婦人会」として米内沢で発足、平成15年には「〜女性の会」と改称、これまで40年間にわたり、青少年の保護・育成、不良化防止、保護士活動への協力など、犯罪のない明るい社会づくりに向けて取り組んでいる団体です。
会発足当時は、日本が高度経済成長期の真っただ中にあり、社会も大きく変化する中で少年犯罪なども増加、前年には全国更正保護婦人連盟が発足した中、地方において一早く組織化されたという経緯があります。
発足当時の会員は45人でしたが、現在は北秋田市と上小阿仁村で164人の会員がボランティアとして児童養護施設や刑務所への訪問、チャリティバザー、子育て支援活動など様々な活動を行っています。
午前10時30分から行われた記念式典では、物故者への黙祷の後、長岐会長があいさつ、最近の国内での少年事件などに触れて「この地域では、幸いにもこのような事件は起きていないものの、社会の何かがかけているのか考えさせられる。地域の中で心のきずなを大切にするような健全な社会づくりのお手伝いをしたい」と、今後の活動への意欲を述べていました。
このあと、会の活動に家族ぐるみで貢献された奈良康一氏に感謝状が贈呈され、また長年にわたり活動に尽力された会員らに表彰状が贈られました。
来賓としてあいさつを行った秋田保護監察所の浜島幸彦所長は、「犯罪予防や子育て支援に息の長い活動を続けられ、敬意を表したい。最近は理解に苦しむ事件が多く、人間関係の深まりが足りないのではないか。「女性の会」の活動はこれからますます要望が高まる。ぜひ市長にも支援をお願いしたい」と、会の活動を称えていました。
このあと、「更正保護女性の会の歩みと活き活き活動」と題し、秋田県更正保護女性連盟の太田宥子氏の講演と祝賀会が行われ、研鑚を深めるとともに、会発足40年の節目を喜び合いました。
また、同会では各支部の会員の寄稿や、活動の写真などで足跡を記録した40周年記念誌「ひまわり」を発行、会員や関係者に配布しています。