2005年07月10日
コンテンツ番号4989
全校児童が地区の郷土芸能を体験
〜綴子小学校「ししりこタイム」〜
地区の祭典を間近に控えた綴子小学校(鎌田実校長、児童数187人)で7月10日(日)、同地区の郷土芸能を学ぶ活動が行われ、1年生から6年生までの全校児童が獅子踊りや奴踊り、伴奏の太鼓や笛の演奏にチャレンジしました。
この活動は、同校の総合的な学習の時間「ししりこタイム※」として行われているもので、かつて地区を通る街道だった「羽州街道」などを学ぶ時間として始まり、5年前からは、地区の伝統芸能を学んでいるものです。
活動には、綴子大太鼓が継承されていることで知られる綴子上町(うえまち)、下町(したまち)両集落から同校児童の父兄を中心に30名ほどの指導者が参加、同地区の郷土芸能の一つである獅子踊りや奴おどり、伴奏に使われる直径1メートルほどの大太鼓や篠笛の演奏について指導をおこないました。
午前8時40分から始まった「はじめの会」では、各指導者が紹介された後、上町と下町の児童が、毎年の祭典で経験している獅子踊りや奴踊りの模範演技を披露すると、見学していた児童たちは上手な踊りに感心して見入っていました。
この後、上町、下町それぞれの太鼓と笛、獅子踊りや奴踊りなどのコース別に分かれ、自分たちの地域に伝わる伝統芸能をしっかりと学びました。
綴子地区の祭典は7月14日(木、宵宮)、15日(金、本祭り)に開催されます。今年は下町が当番町として大太鼓の奉納行事を行います。同集落の児童たちも、綴子地区にある特別養護老人ホーム「青山荘」での演技を手始めに、お祭りを盛り上げる重要な役目を果たします。
※「ししりこタイム」
「肉入籠(ししりこ)」は日本書記に出てくる綴子の古名。