2005年07月11日
コンテンツ番号4987
〜鷹巣地区交通安全母の会総会〜
地域の母の立場から交通安全活動を行っている「鷹巣支部交通安全母の会(中嶋喜代会長)」の総会が7月11日(月)、北秋田市文化会館会議室で開かれました。
交通安全母の会は、母親の立場から交通安全を推進し、交通事故のない平和なまちづくりなどを目的とする全国組織。鷹巣支部母の会は、昭和56年に発足、現在は鷹巣、綴子など8地区の女性組織や個人会員で組織され、特に子どもと高齢者の交通事故防止と飲酒運転の撲滅を図るための活動などが行われています。
会議では、はじめに中嶋会長があいさつ、「子どもたちを危険から守るためにも、しかるときはしかる、正しいことは正しいと教えることが大切。今年度の活動としては、交通安全の啓蒙活動として昨年から始めた盆踊り大会への参加を昨年に引き続き行う予定なので、ぜひ協力してほしい。また、高齢者の事故防止対策として配布している安全反射板は視認性が小さく、効果に疑問。もっと目立つようなものを考案できないか」などと、安全への積極的な取り組みを強調していました。
市長代理として出席した村上儀平・北秋田市鷹巣支所長は、「この会は『母の会』ということで、女性の持つ優しさや明るさがあるのが特長。ドライバーの皆さんも、にこにこと交通安全の呼びかけを受けてくれている。交通事故は増える傾向にあるが、安全・安心なまちづくりのため、一層の協力を」と、交通安全活動への継続的な協力をお願いしました。
続いてあいさつを行った北秋田警察署の小松剛署長が交通事故の現状を引用しながら「昨年の統計では交通事故死亡者のうち、61%、48人が高齢者だった。今年度管内で起きた3件の死亡事故でも、2名が高齢者。子どもと高齢者の事故をなくするためには、家庭での役割が大切。そのためにも母の会の活動の意義は大きい」と述べていました。
議事では平成16年度の活動報告、決算報告が行われたほか、8月の鷹巣盆踊り大会での啓蒙活動などを盛り込んだ活動計画・予算案が承認されました。
また、議事終了後、「交通安全は家庭から」と題して北秋田警察署の佐藤正美課長が講習を行い、危険から身を守るためには、ふだんからの心がけが大切であることなどを述べていました。