2018年02月24日
コンテンツ番号3256
読書を通じて豊かな人間性を
(2018年2月24日)
平成29年度北秋田市読書感想文・読書感想画コンクールの表彰式が、2月24日(土)に市民ふれあいプラザで行われ、特選・入選・佳作に輝いた方たちを表彰しました。
読書感想文コンクールは、読書を通じて豊かな人間性を育むことを目的に昭和40年度から旧鷹巣町で行われており、4町が合併してからも継続され今年度で53回目を数えます。今年度の読書感想文コンクールには小学校、中学校から128点の応募があり、特選4点、入選13点、佳作22点が入賞しました。
また、読書感想画コンクールも旧鷹巣町で平成9年から行われており、今年度で21回目を数えます。感想画コンクールには、幼稚園・保育園、小学校から530点もの応募があり、特選6点、入選12点、佳作33点が入賞しました。
表彰式では、はじめに市教育委員会の松橋久司・教育次長が「デジタル機器が普及し、本を読む時間が減っている中で多くの作品が応募されたことをうれしく思う。これからの社会を担っていくみなさんは、少しでも本を読む時間を見つけ、本に親しみながら自分の教養を身に付けてほしい」などとあいさつしました。
つづいて、感想文部門で審査委員長を務めた米内沢小学校の佐藤洋子校長、感想画部門の審査委員長を務めた鷹巣南中学校の嘉藤貴子校長が、それぞれ講評を述べました。
感想文部門小学校については、良かった点として「感想文に適した本を選び、自分の身近な体験と照らし合わせて書いている作品が多かった。また、本を読んで気づいたことや感じたことを素直な言葉で書いていた」ことを挙げ、また、中学校については「書き出しを工夫したり、豊かな言葉で感情を綴っていてよかった。また、本を通して自分を見つめ直している作品が多かった」などと講評し、最後に「これからも良い本と出会い、読書の喜びや楽しみを味わってほしい」と期待を寄せました。
感想画部門については、特選に選ばれた6作品をスクリーンに写し、それぞれの作品の特徴や評価された点などを紹介。最後に「ひとりひとりのイメージが、楽しい材料や技法と出会って素晴らしい作品が生まれた。これからもすべての子どもが絵を描く喜びに浸れるよう願っている」などと感想を述べました。
このあと、感想文コンクール小学校の部で特選に輝いた阿仁合小学校3年の兎澤新菜さんと米内沢小学校5年の近藤柊哉さんが、受賞作品を発表したほか、幼稚園・保育園及び小学校1・2年生を対象とした読書感想画、小学校3年生から中学生までを対象とした読書感想文の入賞者に、松橋教育次長から表彰状が手渡され、会場からは入賞者一人一人に大きな拍手が送られました。
表彰式後には、図書館ボランティア「たまてばこ」による絵本朗読と大型紙芝居が行われ、子どもたちは夢中になって聞き入っていました。