2005年06月05日
コンテンツ番号9729
〜第21回ふるさと踊りと餅っこ祭り〜
晴天に恵まれた初夏の日曜日となった6月5日、「第21回ふるさと踊りと餅っこまつり(和田テエ子実行委員長)」が北秋田市鷹ノ巣駅前・銀座通りを会場に開催され、歩行者天国となった目抜き通りが、餅を買い求める人や見物客など終日多くの人出でにぎわいました。
同イベントは、鷹巣町当時の昭和60年、物産開発や観光振興を目的に、婦人団体連絡協議会(中嶋喜代会長)などが提唱、町商工会やJA、各地区婦人会などの協力で、続いて来たもので、合併後第1回目となった今回の祭りには、無料運行の秋田内陸線を利用した見物客などのほか、山本町の森岳婦人会なども団体で見学に訪れていました。
午前中は餅の販売やフリーマーケットなど各団体の出店。特にメインの餅は、お焼きやごま餅など種類も彩りも豊かで、午前10時の開店と同時に、飛ぶように売れていました。
また、ミニイベントとして行われた餅の引き伸ばし大会には、100人ほどが参加、2つのチームに分かれて搗(つ)いた餅を慎重に伸ばし、その結果、66メートルを超える記録が生まれました。もちろんその餅は終了後、お汁粉となって参加者のおなかに収まりました。
午後2時からのメイン行事「ふるさと踊り」の開始を前に行われた開会式で、和田実行委員長は、「米の消費拡大や、物産の販路拡大、町民の交流を目指して始まった祭りも、21回目を迎えた。今回から、市としての開催となった。これからは、市民全体の交流・活性化を目指して続けて行きたい」と述べていました。
続いてあいさつを行った岸部陞市長は、「午前中、水防訓練大会に臨んで思ったことだが、防災があったときの非常食として餅はどうか。今備蓄しているカンパンは3年ほどしか保存がきかない。干し餅ならずっと保存期間が長い。ぜひみなさんからもアイデアをいろいろ出してほしい」と、呼びかけていました。
セレモニーの後、のろしともに始まったふるさと踊りには、各地区婦人会など9団体,300人を超える踊り手が参加、餅を振舞う大八車と綴子大太鼓の先導で華やかな行列が始まり、沿道を埋める観衆は、あでやかな踊り手や、子ども太鼓のかわいいパフォーマンスに惜しみない拍手を送っていました。