2018年01月04日
コンテンツ番号3249
安全安心に暮らせるまちを目指して一致団結
(2018年1月04日)
平成30年北秋田市消防出初式が、1月4日(木)に北秋田市文化会館で行われ、消防団員450人が参加し、今年一年の無火災と無災害を願うとともに、消防団員としての決意を新たにしました。
この日は、午前9時に市民ふれあいプラザ前を出発した団員が、式典会場の北秋田市文化会館まで分列行進し、途中の北都銀行鷹巣支店前では津谷永光市長、藤田久悦消防団長、中嶋誠消防長の観閲を受けたほか、沿道の住民に堂々とした歩みを披露して地域防災を担う心意気を示しました。
式典では、はじめに津谷市長が式辞を述べ、「日頃より地域住民の生命と財産を守るため、献身的に活動されていることに対し、心からの敬意と感謝を申し上げる。昨年8月には県の広範囲で記録的な降水量となり、当市においても災害対策本部を立ち上げ、市内一部に避難勧告をする事態となった。ここ数年は全国的に様々な自然災害が発生しており、ハザードマップの作成や地域における自主防災組織結成への支援を行い、市民の皆さまが安全で安心な生活を送ることができるよう努めてきた。現在市内全域での迅速かつ確実な情報伝達手段として有効な280メガヘルツ防災ラジオ整備事業に着手したところである。市民の皆さまには、災害時に発信される的確な情報を自分の命を守るために活用してもらいたい。また、本年は自治体消防制度70周年の節目であるほか、秋田県総合防災訓練が当市で開催される予定となっている。消防人としての高い心得とその重要性を認識のもと、市民の生命、財産を守るための活動により一層の尽力をお願いする」などと消防活動へのさらなる協力を呼びかけました。
また、藤田団長は「昨年の災害状況を振り返ると、大仙市で大雨による甚大な被害を受けたほか全国各地で大雨や地震など地域住民の生活を脅かす自然災害が発生している。当市においては、大きな災害もなく火災件数も減少したものの、出動人員を比較してみると、火災時の出動人員より、大雨による出動人員が上回った。こうした状況から、われわれ消防団は火災のみならず、さまざまな自然災害にも立ち向かっていかなければならず、常備消防との連携はたいへん重要なものとなってきている。消防団員には複雑かつ多様となってきている災害に対応できるよう、さらなる知識と技術の向上に努めていただくようお願いする。また、市民が安全かつ安心に暮らせるまちを目指し、これまで以上に分団の団結力を深め、より力強い消防団をつくり上げるよう重ねてお願いする」などと訓示しました。
つづいて、秋田県知事表彰や秋田県消防協会長表彰、秋田県消防協会大館北秋田支部長表彰、市長表彰などの表彰が行われ、表彰状が授与されたあとには、防火・防災作文で最優秀賞を受賞した鷹巣南中3年の岩本真菜香さんが、受賞作品「尊い命を守るために」を朗読したほか、第9分団分団長の武石稔さんが、受章者を代表して謝辞を述べ「消防団を取り巻く環境は厳しさを増しているが、この受章を契機とし、より一層市民の付託に応えるため日々精進し、郷土愛護の一役を担い、消防団発展のため微力ながら尽力していく所存である」などと今後の活動への決意を表しました。
このあと、来賓の北秋田地域振興局の和泉克総務企画部長、秋田県議会の近藤健一郎議員、同じく北林丈正議員、北秋田市議会の松尾秀一議長が、それぞれ祝辞を述べ、最後は前北秋田市消防団長の金田咲美さんの音頭で万歳三唱を行い、団員一丸となって市民の安全安心を守ることを誓い合いました。