2005年06月20日
コンテンツ番号4908
感謝状を贈られた土佐良春さんと土佐勁嗣(たけつぐ)さん
今年4月、市内堺田集落(旧森吉町大字根森田地内)で起きた火災で、火元の一人暮らしの高齢者を助けた市民に、6月20日(月)、岸部市長から、感謝状が贈られました。
感謝状を贈られたのは、火災発見者の土佐フジヱさん(71歳、根森田字尽森下堺田)、通報を行った土佐良春さん(40歳、同)、初期消火と救助を行った市消防団員の土佐勁嗣(たけつぐ)さん(45歳、同)の3人。
うち、土佐良春さんと土佐勁嗣さんの2人が畠山勇悦市消防長らと市役所を訪れ、当時の状況を報告するとともに、岸部市長から功績を称えた感謝状と記念品を受け取りました。
火災が起きたのは4月20日午後8時過ぎ。火元の高齢者宅に緊急通報用に設置されている「ふれあい安心電話」の火災センサーからの信号を消防本部が受信、確認のため、すぐ本人宅へ連絡したものの、応答しませんでした。
そこで、消防本部では同じ集落内の土佐良春さん宅へ連絡、良春さんは、家が現場とは少し離れていることから、現場のすぐそばのフジヱさんを紹介、フジヱさんは消防からの確認の要請を受けて現場の状況を確認・通報するとともに、勁嗣さんらに火が出ていることを伝えました。
消防団員(市消防団森吉支団第6分団員)でもある勁嗣さんは奥さんとともに消火器を持って現場に駆けつけましたが、施錠されていたため、台所付近の窓ガラスを壊して進入、消火器のほか雪を使い、煙が立ち込めていた室内の初期消火を行うとともに、中にいた高齢者を救出したものです。
土佐さん2人は、「消防本部からの連絡もあり、早く対応できたため、大きな火災・被害にならなくてよかった。防災に貢献できて幸い」と控えめに語っていましたが、岸部市長、畠山消防長とも、迅速な対応となった地域ぐるみの消防活動を大きく評価していました。