2005年04月22日
コンテンツ番号4830
〜市消防本部の救命士は合わせて9人に〜
このほど、北秋田市消防本部の職員2名が救急救命士の国家試験に合格し、4月22日、岸部市長に合格の報告に訪れました。
救急救命士とは消防機関の救急業務に従事する「救急隊員」。救急救命士の資格を有する救急隊員は、医師の指示のもと、気道の確保や心拍の回復などの高度な救急救命処置をすることが可能で、現在、市消防本部では7名の職員が救急救命士に登録されています。
今回救命士に合格したのは、市消防本部の小笠原力副士長(31)と、米沢隆広副士長(29)の2人の職員。うち、小笠原副士長が畠山勇悦消防長、柳山敏幸消防次長ともに、岸部市長に報告を行いました。
救急救命士になるためには、消防職員として経験を積んだほかに、厚生労働大臣の指定した救急救命士養成所等において、6ヵ月以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得し、その上で国家試験に合格し、初めて救命士としての活動を行うことができます。
小笠原副士長は、合併前、市消防本部が鷹巣阿仁広域圏組合消防本部だった平成16年、研修機関である救急救命東京研修所(財団法人救急振興財団:東京都八王子市)で、また米沢副士長は東京消防庁で6ヵ月間の研修を終えたあと試験に挑戦、見事合格し、救命士の資格を得たものです。
救命士としての活動を行うためには、厚生労働省への申請と登録が必要で、現在その手続きを行っていますが、登録が済み次第、救命士としての活動が可能になります。
小笠原副士長は、「研修所では主に医学の基礎知識や救急活動や実務について学んだ。身に付けた知識を現場で生かし、一人でも多くの命を助けたい」と、抱負を語っていました。
また、岸部市長は、国家試験の合格を称えるとともに、医師としての経験などに触れながら、救急活動について、アドバイスを行っていました。
市消防本部には、救命のための高規格救急車が3台配備され(消防本部、合川分署、森吉分署各1台)、救急活動の現場で活躍していますが、人的にも救命士が2名増えたことで、さらに充実した救急活動が期待されます。