2006年12月08日
コンテンツ番号4809
中村幸雄さん〜間伐材を利用、コースターも
「市の鳥」くまげらのPRなどで活用して〜中村幸雄さん 市ではこのほど、プランターボックスなどの木工品を製作されている中村幸雄さん(76、今泉字根立場)から、間伐材を活用した市の鳥「くまげら」とコースターの試作品を「市で活用して」と、寄贈いただきました。
中村さんは、園芸に造詣が深く、合川翠雲公園や中央公園のあじさいの植栽をはじめ、花いっぱい運動の指導者などとして活動されているほか、秋田杉を使ったプランターボックスなど園芸に用いる各種の木工品を自ら製作されています。特にプランターボックスは、秋田杉の木目を生かしたもので、品質はもちろん、一般に市販されているプラスチックのものと比べ見た目よく、県内外から注文を受けるなどたいへん人気があります。
中村さんは、市の鳥に選定されたくまげらをもっと市民に知ってもらい、また、秋田わか杉国体や全国植樹祭を控え、市をPRする素材として活用できないか、と、プランター製作などで培った技術を生かし、クマゲラの木工品とコースターを試作されたものです。
クマゲラは、頭頂部の赤い毛の部分が大きい雄と、小さい雌の2つで一組。黒い羽の部分と赤い頭頂部が水性塗料できれいに塗装されています。本体は厚さ2センチほど。全国植樹祭の会場整備のため間伐された秋田杉の「根張り」の部分を活用、止まり木の「ブナ」は、間伐材の幹の一部が使われています。また、コースターの表には、全国植樹祭のシンボルマーク「森(もり)っち」の図案を使ったシールが張られています。
「用途はいろいろ考えられるが、市内の施設や学校などで活用できないか」と、中村さん。今回は、商工観光課と教育委員会、市役所の3ヵ所に寄贈いただきましたが、今後、改良を重ね、大小各種を試作し、小学校などにも提供したい、と話されていました。
(2006.12.8)