2006年12月24日
コンテンツ番号9784
〜鷹巣混声合唱団定期演奏会〜

モールアルトの「レクィエム」などを披露、息の合ったコーラスでホールを満たした第29回鷹巣混声合唱団定期演奏会(23日、市文化会館で)
動画をダウンロード⇒(モーツアルト作曲「レクィエム」ニ短調K.626より『ラクリモーサ』)
鷹巣混声合唱団(斉藤郁夫代表)の第29回定期演奏会が23日、市文化会館で開かれ、22人の団員による息の合ったコーラスが訪れた多くの聴衆を魅了しました。
同合唱団は、終戦後間もない昭和25年、鷹巣農林高校の男声合唱団「ゴン兵衛合唱団(昭和24年発足)」と、鷹巣高等女学校(昭和2年創立、同25年鷹巣農林高校に併合)の女声合唱部で活動していた部員らによって産声を上げた県内でも歴史の古い合唱団。変遷を経ながら今年で56年目を迎え、現在は約25人ほどの団員で活動しています。
年間の主な活動は定期演奏会と文化祭での発表会。また、以前は合唱コンクールにもたびたび参加、東北大会に出場した実績も持ちます。今回の定期演奏会では、今年生誕250周年を迎えたモールアルト(1756-1791)を特集し、難曲と言われるモーツアルト作曲「『レクィエム』ニ短調 K.626」に挑戦しました。この曲は「死者のためのミサ曲」と呼ばれ、モーツアルトの最後の作品。未完のまま残され、彼の弟子により補筆完成された、とされています。

賛助出演で花を添えた鷹巣マンドリンクラブ
動画をダウンロード⇒「アメイジンググレイス」
3部構成のプログラムの第1部では、このレクィエム12曲の中から「レクィエム(Requiem)」「ディエス イレ(Dies irae)」「レックス トゥレメンデ(Rex tremendae)」「コンフターティス(Confutatis)」「ラクリモーサ(Lacrimosa)」の5曲を披露し、クリスマスを前に荘厳なムードでホールを満たしました。
また2部では、鷹巣マンドリンクラブ(永井愛子代表)が賛助出演、「エーデルワイス」「アメイジンググレイス」など5曲を披露、花を添えました。同クラブは、今年7月、坊沢マンドリン同好会、マンドリン愛好会、グラーチャの3グループが統合し、発足したグループ。マンドリンとギターによる郷愁を誘う名曲の数々に、聴衆もじっくりと聴き入っていました。
この後の第3部では、「心に残る“青春のうた”」をテーマに、「翼をください(山上路夫作詞、村井邦彦作曲)」「結婚しようよ(吉田拓郎作詞・作曲)」など昭和40年代のフォークソングなどを披露。会場では、懐かしそうに一緒に口ずさんでいる方も多く見られました。
なお、合唱団では団員を募集中。「仕事も年齢もさまざまな仲間で、和気あいあいと活動しています。練習に一度参加してみませんか」と呼びかけています。関心のある方は、市文化会館(TEL:0186-62-3311)までご連絡ください。
(2006.12.24)