2006年11月07日
コンテンツ番号4776
北秋田市民病院(仮称)一次造成工事に伴い
会見を行う市長
11月の市長定例記者会見が11月7日、北秋田市中央公民館研修室で行われました。
はじめに、国会議員らの懇話会や後援会総会などに会費として市長交際費から支出していた件に触れ、岸部市長は先月「市政を代表し参加してきたつもり、個人として参加という意識は持っていない。調整がつけばどの政党にも参加する意思はあり、特定の政党を支持してもいない。しかし、判例で違法とされていることや市民感情を考慮し、近く返還したい」と述べていました。
特定の政党や政治家への公金支出については、行政の政治的中立性の要請に反するものとして、平成14年に大阪高裁が違法とする判決を出しており、本日の会見で「最近の情勢を考慮し返還する。返還に際し、寄付行為とならないよう現年度及び過年度分について返還通知により返還する」と改めて述べ、今後同様の行事については市長交際費から支出しない方針を示しました。
また、旧町時代にPR等のため作成したテレホンカードについて在庫調査したところ、旧鷹巣町分2322枚(50度・額面161万1千円)を確認。他の3町は全て使用し在庫はなく、近くNTT通話料として利用する方針を明らかにしました。
市長は「現在保有しているのは平成6年度以降に作成した物。加速度的な携帯電話の普及によりテレホンカードの需要が減り、公衆電話が減少するといった社会情勢の変化もあり、計画通り使用することができなかった。北秋田市となってからも盆踊り大会等への協賛として配布の機会をみていたが、旧町名が記され使用しずらく、テレホンカードとして使用しない以上、これを有効活用するため、売却等と比較しても手数料の安いNTT通話料(手数料11%相当)として利用したい」と述べました。
この他、下水道事業の財源確保について、国土交通省、財務省、秋田県選出国会議員に要望書を提出することや、現在北秋田市民病院(仮称)の一次造成工事に伴う伐根、枝葉チップの市民への無料配布を11月19日に行うことを説明。伐根されたチップは、主にガーデニングのチップ材としての利用や作業道路面の敷設、家畜舎への敷料として用いられます。積載車両については各自で用意してもらい、ダンプ・トラック等の方には、バックホーで積み込みするとのこと。
(2006.11.7)