2006年11月29日
コンテンツ番号4754
〜人権擁護委員〜
人権擁護委員の再任に伴う委嘱状の伝達式が29日、市役所で行われ、岸部市長が法務大臣からの委嘱状を畠山忠明さん(67、脇神字脇神囲ノ内)に手わたしました。
人権擁護委員とは、法務大臣が委嘱した民間のボランティア。この制度は、日ごろ地域に根ざした活動を行っている人たちが、地域の中で人権思想を広め、人権侵害が起きないように見守り、人権を擁護していくことが望ましいという考えから設けられたものです。現在、約14,000人の委員が全国の各市町村に配置され、講演会や座談会を開催したり、法務局の人権相談所や自宅などで住民の皆さんからの人権相談を受けるなど、積極的な活動を行っています。
畠山さんは、元中学校長。鷹巣南中学校長を最後に退職され、社会福祉法人県北報公会理事、同会苦情解決委員など歴任、現在は、青少年健全育成北秋田市民会議常任委員、北秋田市公民館運営審議委員などを務められています。人権擁護委員は平成15年10月に初就任、再任による任期は平成18年10月1日から平成21年9月30日までとなっています。
岸部市長から委嘱状を受け取った後、畠山さんは、社会情勢の変化により、老人の悩みごとや、金銭トラブルなどで相談を受けることが多くなった最近の傾向に触れながら、「悩み事を相談される方々にとっては、話を聴いてもらえることで癒(い)やされる、といった効果もあるようだ。活動は、直接相談を受けることから、街頭での啓発活動、人権相談所(大館地方法務局内)での相談活動など幅広い。人権思想の普及や悩み事などの解消に少しでも役立てるよう努めたい」と、抱負を述べられました。
北秋田市の人権擁護委員は現在14人。もし日常生活の中で、これは人権問題ではないだろうかと感じたり、法律上どのようになるのかわからなくて困ったりするときは、お気軽に近くの人権擁護委員または法務局にご相談ください。
なお、世界人権デー(12月10日)を最終日とする12月4日から10日までの一週間は「人権週間」。全国的に啓発活動が行われますが、北秋田市でも、秋田地方法務局大館支局、大館人権擁護委員協議会の主催で次のとおり特設人権相談所が開設されます。 近隣の争いごと、登記・戸籍・相続・扶養等の問題、いじめや体罰、配偶者からの暴力、結婚・離婚の強要・妨害など人権問題の悩みごと・困りごとはありませんか?相談は無料で、秘密は固く守られます。
期日 | 時間 | 会場 |
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12月4日(月) | 10:00〜15:00 | 大阿仁出張所 |
12月5日(火) | 10:00〜15:00 | 森吉コミュニティセンター |
12月6日(水) | 10:00〜15:00 | 老人憩いの家ことぶき荘 |
12月7日(木) | 9:00〜16:00 | 北秋田市中央公民館 |
お問合せ
秋田地方法務局大館支局/TEL:0186-42-6514 (人権擁護委員の紹介も)
(2006.11.29)