2006年11月29日
コンテンツ番号4753
〜納税貯蓄組合法55周年記念納税功労表彰〜
(2006.11.29)
このほど、納税貯蓄組合の事業推進に尽力したことが認められ、全国納税貯蓄組合連合会(鬼頭正男会長)から表彰を受けた本市の桜庭圭介さん(80、東横町)と疋田久人さん(64、上杉字屋布岱)が29日、市役所を訪れ岸部市長に受賞を報告をしました。
納税貯蓄組合とは、昭和26年に制定された納税貯蓄組合法に基づいて設立された国や地方公共団体の税務協力団体。北秋田市でも、この法律に基づき、納税資金の貯蓄の斡旋等を目的として集落や町内、職場単位で352の組合が組織され、活動が行われています。
桜庭さんは現在、市納税貯蓄組合連合会鷹巣支部の西横町納税貯蓄組合に所属。昭和40年に組合が設立されて以来組合長を歴任され、組合員相互の連携を密に納税思想の向上に努められました。また、新市誕生後、旧4町納税組合の連合会設立に尽力、初代会長に選任され、納税組合の発展に寄与されています。
疋田さんは上杉中央納税貯蓄組合に所属、昭和38年に組合長に就任以来、多年にわたり健全な組合運営と納税思想の高揚に尽力し、納税団体の発展に寄与されました。同組合は、納期内完納の実績が高く、他の組合の模範となっています。
お2人は、このような功績により納税貯蓄組合法55周年記念納税功労者として全国連合会から表彰を受けたものです。なお、大館北秋田地区では5人が受賞しています。また桜庭さんは、大館北秋田地区納税貯蓄組合連合会副会長も務められており、同連合会での税務活動への協力により今月14日、畑中俊宏大館税務署長から感謝状を贈呈されています。
旧鷹巣町役場で税務職員の経験もある桜庭さんは、岸部市長への報告の中で、「組合員がお互いに迷惑をかけられない、といった連帯意識を持って納付率の向上に努めてきた。今は、税の納付方法として振替納税方式も推進されているようだが、税務協力団体として活動してきた組合の意義は大きい」と、納税組合の役割の大切さを述べていました。
岸部市長は、2人の受賞を称えながら「市税の滞納も増えている中で、納税組合の果たしてきた意義は大きい。これからも、税務行政へのよき理解者として納税思想の普及などに努めてほしい」と、協力を求めていました。