2006年10月02日
コンテンツ番号4748
10月・市長定例記者会見
市長定例記者会見が10月2日、市役所大会議室で行われ、岸部市長は、市民病院、企業誘致、観光PR等について説明をしました。
はじめに、岸部市長は「市民病院について新聞報道等で、『ネットワーク市民の声』の集会で病院建築の内容が決まったかのように説明、報道され、一般市民は大変危惧している。今は双方で協議をしているところ。誤解のないようにしていただきたい」と述べ、北秋田市民病院(仮称)の現在の状況について説明を行いました。
【現在の進捗状況】
1.工事及び基本計画の進捗状況について
・工事 一次造成工事(契約9/11、工期3/20)、立木の伐採・伐根処理、工事車両の通行用道路補修。
・基本設計 図面関係は10月末でまとまる見込みで、11月以降は実施設計となり来年6月に策定される。
2.準備協定書について
平成18年3月30日付けで変更協定を締結している。(本協定:平成18年1月31日)
・北秋中央病院跡地について
第2条第4号「北秋中央病院の敷地については、北秋田市総合計画に基づき、利活用を検討するものとする」の規定どおり、市で跡地購入を約束したものではない。厚生連とは合意済である。
・運営費の市による財政支援について
第2条第3号で、結核や精神等の市民に必要な政策的医療の不採算部分(赤字部分)に対する繰り入れを前提としているが、保険診療等通常の運営にかかる財政支援を約束していない。
3.減価償却費の厚生連の負担について
厚生連が病院を建設した場合でも、当然、積み上げていくべきもの。病院建設にかかる建設費の応分の負担として厚生連に求めている。
4.浄化槽の設置について
基本構想では、公園内の県の浄化施設(700t/日)で十分処理できるものと試算したが、基本計画に入り詳細に検討した結果、予定の施設では処理能力に余裕がないことがわかった。当初から「厨房、検査系、感染系、人工透析」などの排水について、病院専用の浄化槽を考えていたため、この浄化槽をより機能アップさせ病院敷地内に浄化槽を設置することとなった。建築費は総予算内で行う予定。
5.厚生連からの11項目の要望について
医師確保について
厚生連では「常勤医25名、非常勤医3名、臨床研修医2名」という具体的な数字を建設委員会に提示し、医師確保に努めるとしている。医師確保は、市と厚生連双方で連携することで合意している。
病床数について
一般274床、感染症2床、結核4床、精神50床の計330床は建設委員会において運営効率等を勘案して厚生連から提案され合意していること。
標ぼう診療科について
21科とすることで建設委員会において確定している。
政策的医療機能について
地域支援病院の理念である病院と診療所の機能分担について基本的考え方に変更はない。
ただし、当初、外来患者数を入院患者の1.5倍くらい以内と想定していたことについては、現在、この1.5倍以内という特別加算が廃止となったため、今後柔軟に考えていくことで合意している。
外来センターの開院について
厚生連では外来センターは運営できないとしており、市もこれに合意している。ただし、市は現時点で外来センターは必要との認識であり場所も含めて今後検討していく。
新病院の職員構成について
米内沢病院及び阿仁病院の職員は派遣の方向で検討している。
負担金について
補助金・繰入金について十分な委託料を確保してほしい、市への負担金は収支計画の状況をみながら協議の上対応したい、 減価償却の取扱いについてもきょうぎしてほしい、と厚生連から要望されているが、結核や精神などの政策的医療は交付税措置があり財政支援を予定している。その他の医療にかかる財政支援の予定はない。病院建設にかかる事業費相当として厚生連に減価償却費及び償還利息の2分の1を負担するよう求めていく。
会計・経理について
当初、指定管理者制度(利用料金制)を適用した場合、交付税による財政支援が不透明であったが、「通常の地方公営企業に対する措置と同様の措置を予定」となっており、現在は正式決定を待っている段階。
設備(医療機器)について
既存病院で使用している医療機器は新病院でも使う方針。市の設備予算10億円は高度高額医療機器(がん治療等)を中心に厚生連と協議中。医師からの要望もあるが、いずれも予算内で。
新病院の名称について
建設委員会で決定することで検討中。いろいろ話しは出てきているが、実施設計の段階ではっきりしたい。
北秋中央病院の建物解体について
市と厚生連双方で、変更協定にあるとおり、市総合計画に基づき利活用を検討することで合意している。
また、市の特産品を審査決定する推奨認定制度について、申込期限を今月20日とし、食品/木製家具/小木工芸品及び民工芸品を対象品目に、旧町時代に関わりがあれば従来の商品も申請ができ、特産品として認定された商品は、市産業祭で展示されると説明そました。
その他に、以前市長がマタギ姿で行った観光PRが大変好評で、今月7日〜9日に品川区大崎駅構内ニューシティ大崎で行われる「しながわ夢さん橋」に是非来てほしいとの招待を受け、北秋田市の特産品販売と観光PRを行う。また、22日には三鷹市の商工まつりにも特産品を出展すると、観光PRの成果が出てきたことを説明しました。
日時 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
10/1〜29 | 森吉山紅葉鑑賞(阿仁ゴンドラ) | |
10/4 | 全国植樹祭実行委員会設立総会 | |
10/7〜9 | しながわ夢さん橋 | 北秋田市観光PR・特産品の出展 |
10/7〜31 | 太平湖小又峡紅葉まつり | |
10/8〜10 | ドラムサークルジャンボリー | |
10/22 | 三鷹市商工まつり | 北秋田市観光PR・特産品の出展 |
10/28〜29 | 第1回北秋田市産業祭 | 市特産品の認定及び新規開発 |
11/3 | 北秋田市文化祭 | |
11/9 | 企業立地協力推進懇談会 | 首都圏の企業で県北に支店等が進出していない企業との懇談会 |