2006年10月02日
コンテンツ番号4745
体を動かしながら聴いて 〜本市出身のジャズプレイヤー菊地康正さん
本市出身のジャズプレイヤー・菊地康正(きくちこうせい=52)さんが、8日に開催される自身のコンサート「菊地康正テナーサックス&フルートコンサート」(主催・市文化会館)を前に2日、本市にいる弟さんや中学時代の同級生らとともに岸部市長を表敬訪問、ふるさとでの演奏会について意気込みを語りました。
菊地さんは、本市綴子出身。鷹巣中学校、秋田高校で吹奏楽部に所属し19歳で上京、プロの演奏者として活動を始めました。サックスを松本英彦氏に、音楽理論を三木敏悟氏に師事、次第に頭角を現し、三木敏悟氏やつのだひろ氏のバンドに参加、以降ジャズやポップスの一流アーティストのサポート、スタジオなどで活躍されています。
トランペットの日野テルマサや歌手の矢沢永吉、外国人アーティストなどとの共演も多く、また指導者として音楽教室を主宰するなど、多面的な活動を行っている音楽家です。
菊地さんは、小学生時代レコードでジャズやラテン音楽に親しみ、中学時代吹奏楽部でサックスを担当、高校時代には文化祭などでバンド活動を始めた音楽歴や、韓国のオーケストラをバックにソロ演奏を体験した最近の活動などを紹介しながら、「ふるさとでは6年ぶりの演奏会。力を抜いて、気楽にやってみたい」と語り、また、「今回のコンサートは、ジャズをベースとして、ラテン音楽志向のスタイル。会場ではみなさんに体を動かしながら聴いてほしい」と述べていました。
岸部市長は「CDも聴かせていただいたが、とてもよかった。8日のコンサートには必ず行きます」と確約しながら、「本市には、菊地さんをはじめ、歌手や演奏家などゆかりのある音楽家も多く、また、バンドやコーラスなど地元での音楽活動も盛ん。機会があれば、このような方たちとの共演などでさらに市の音楽を盛んにしていただきたい」とふるさとでの活動にも期待を寄せていました。
コンサートの開演は午後6時30分。入場料金は一般が2,000円(当日2,500円)、中高生500円(当日同)、プレイガイドは文化会館、中央公民館など(⇒詳細はこちら「市文化会館HP」)。
なお、前日の20日(金)には、出身校の鷹巣中学校で午前10時から開かれる「ようこそ先輩集会」でも菊地さんの演奏が行われる予定です。
【菊地康正 きくち こうせい】
菊地康正氏は、本市綴子出身のジャズプレイヤー。サックス(テナー/アルト)、フルート奏者であるとともに、作・編曲もこなしている。また、教則本を多数執筆、音楽教室を主宰するなど後進の育成にも情熱を傾けている。サポートしたアーティストも矢沢永吉(vo)、日野テルマサ(tp)、世良譲(p)、サラボーン、ヘレンメリル(vo)など多数。海外ジャズフェスなどでの演奏、来日有名音楽家との共演経験も豊富。ジャズスタンダードを中心にした2006年新譜「マイスパニッシュキー」が講評。今年から全国的にコンサートを開始した。 本市でのコンサートは、平成12年の旧鷹巣町成人式での演奏以来のライブ。共演は、ピアノの西直樹氏、ベースの菅原正宣氏、ラテンパーカッションのRINDA(リンダ)氏、ドラムの岡田佳大氏。
(2006.10.2)