2006年10月08日
コンテンツ番号4737
〜秋田フィンランド協会主催・映画「かもめ食堂」上映会」〜
フィンランドのヘルシンキの街角にある食を舞台にした映画「かもめ食堂」の上映会(8日、市交流センター)
フィンランドのヘルシンキの街角にある食堂を舞台にした日本映画「かもめ食堂」の上映会が8日、市交流センターで開かれ、邦画ファンらが、話題の作品を楽しみました。
上映会は、秋田フィンランド協会(会長=岸部市長)がフィンランドの生活文化を知ってもらおうと「2006フローラルフェスタin北欧の杜」の協賛事業として開催したものです。
映画は、女性作家・群ようこの同名の原作を、新鋭・荻上直子(おぎがみなおこ)監督が映画化した作品。ストーリーは、港町ヘルシンキで日本食堂を営む3人の独身女性を中心に展開されます。主演は食堂の店主サチエ役の小林聡美。共演は、旅行者で食堂を手伝うことになる片桐はいり、もたいまさこ、など。オールフィンランドロケで撮影され、3月の公開とともに口コミで話題が広がり、このほどリリースされたDVDランキングでも邦画部門で上位にランキングされています。
また、8月にはフィンランドでも公開され、食堂の設定でロケが行われたカフェ・スオミは、映画を見た日本人だけでなく、フィンランドの人たちも多く訪れているそうです。
映画では、30代から40代にかけての独身女性の生き方やフィンランド人との交流がほのぼのと描かれています。また、白夜や整然とした町並み、器や調理器具など女性監督ならではのおしゃれな小道具類がフィンランドへの憧れを誘い、また食堂で出される「おにぎり」や「しゃけ」の定食、トンカツなどがあたたかい日本の家庭を思い起こさせていました。
上映会は、午後から2回行われ、うち午後1時20分から始まった最初の回では、100席以上用意した座席が埋まるほどの人気でした。
(2006.10.8)