2006年10月13日
コンテンツ番号4727
〜鷹巣高校の3選手〜
このほど兵庫県で開催された第61回のじぎく兵庫国体の山岳競技・少年女子縦走競技(開催日:10月2日)で5位に入賞した鷹巣高校の選手らが市役所を訪れ、市総務部の久留嶋正夫部長に入賞結果などを報告しました。
報告に訪れたのは、同競技秋田県チームメンバーとして大会に臨んだ白渡真由子さん(しらとまゆこ、3年・合川中出身)、熊谷彩さん(くまがいあや、2年・鷹巣中出身)、佐藤遥さん(さとうはるか、3年・比内中出身)の3人と、同高陸上部の児玉弘幸監督、秋田わか杉国体山岳競技の運営委員でもある藤本知利さん(秋田県山岳連盟理事)の5人。
縦走競技は一定の重量を背負い、山道を走り抜ける競技で、3人編成チームの2人が走り、タイム合計で順位が決まります。また、選手のうち一人はクライミング競技にも出なければなりません。競技会場は、距離6・8キロ、標高差630メートルの神戸市摩耶山特設コース。当日は重量8キロの重りを背負い、小雨が降り続きぬかるんだ厳しいコースコンディションの中で行われました。
出場したのは、東北総体(ミニ国体)でも入賞した鷹高勢のうち白渡さんと熊谷さんの2人。大会では白渡選手が9位、熊谷選手が10位と健闘、出場15チーム中5位入賞を果たしました。また、熊谷選手は、クライミング競技にも出場しました。
3人は、もともと同高陸上部に所属する中・長距離を専門とする選手。縦走競技は、持久力とスピードが要求されることから、陸上の長距離選手が出場する傾向にあります。そこで、秋田県山岳連盟などでも来年の秋田わか杉国体に向けて山岳競技が行われる地元の高校である同校の陸上部の選手らを強化選手に指定、3人がこの春から山岳競技を始めたものです。
報告に同行した藤本さんは、「鷹巣高校陸上部の理解と協力を得て、3人に大会に臨んでもらったが、期待以上の成績。この結果を来年につなげ、わか杉国体大会は地元選手の活躍で盛り上げたい」と喜びと来年の大会に向けての期待を述べていました。
また、陸上部女子チームのキャプテンも努める白渡さんは、「緊張したが、練習の成果を出せたと思う。専門は陸上ですが、山岳競技にも関心が出てきました」と語っていました。鷹巣高校では、この競技に望んだ3人を含むチームが、今月22日(日)に行われる第18回女子全国高等学校駅伝大会秋田県予選に臨みます。
なお兵庫国体の縦走競技では、秋田県チームが成年女子で優勝したほか、少年男子が7位、成年男子が4位と、4種目とも入賞、秋田国体に向けて期待が高まっています。
第61回兵庫国体 少年女子縦走競技結果
高知(山本・松井 100.000) 鳥取 (河本・長谷 97.441) 熊本 (田中・坂本 96.473) 兵庫(志智・森 94.110) 秋田( 白渡・熊谷 92.216)
(2006.10.13)