2006年10月19日
コンテンツ番号4716
〜鷹巣農林高校が市にりんごをプレゼント〜
県立鷹巣農林高校(北林強※校長、生徒数301人)の伊東公士教頭と農業科学科果樹専攻の生徒3人が市役所を訪れ、同高で収穫した市章などの模様入りのりんご(品種「陽光」)20個を、市で試食してみてほしいと市総務部の久留嶋正夫部長にプレゼントしました。
同校では、70aほどの実習農場のうち果樹園30aに、早生種の「つがる」や「さんさ」から中生種の「陽光」、これから収穫期を迎える「ふじ」まで16品種のりんごを栽培しています。果樹専攻の生徒は男女4人づつの8人。この8人で4月から摘花や袋かけ、網かけなどの実習作業を行い、収穫時期を迎えました。
収穫したりんごは生徒たちが実習のために販売します。また一部のりんごに「農林」のロゴや「旬」の文字、市章のシールを作成し、PR用のりんごを作成、鷹農祭や、市産業祭などでPR用に展示されます。
出来上がった模様入りりんごは陽光だけで200個ほど。防虫・防鳥用にかけていた袋をはずした後、一月ほどシールを貼っておき、日のあたる部分の表皮だけが色付く性質を利用して作ります。きれいに仕上げるために、寒冷紗(かんれいしゃ)をかけて日のあたり具合を調節するなど手間のかかる作業も行っているそうです。
伊東教頭は、「これまでも旧鷹巣町の町章などが入ったりんごを作っていたが、今年は市章入りのものを作ってみた。陽光は甘さと適度が酸味が調和した味で人気が出ている品種。ぜひ試食しておいしさを味わってほしい」とPR。
久留嶋部長は、「認定農業者制度が始まろうとしている今、地域の農業者に元気を与える試み。当面は市役所ほか市の施設に展示して市民のみなさんにも見ていただくことにします」と、りんごを受け取っていました。
このりんごは、22日(日)に開催される同高の文化祭「鷹農祭」、また28・29日に開かれる市産業祭の学校展で展示されます。
※校長名の「強」は、つくりのうち「ム」の部分は「口」が正しい
(2006.10.19)