2006年10月24日
コンテンツ番号4711
〜平成18年度エイジレス・ライフ実践者及び社会活動参加活動事例〜
このほど「平成18年度エイジレス・ライフ実践者及び社会活動参加活動事例」の紹介事業において、エイジレス・ライフ実践者(エイジレス章)を武石音吉さん(85歳:根小屋)、社会参加活動事例(社会参加章)を松栄自治会(代表九嶋喜實さん)がそれぞれ受章し、10月24日、岸部市長から内閣府特命担当大臣書状と楯が伝達されました。
この事業は平成10年度から始まり、高齢期における生き方の参考としていただくため、年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送る高齢者、また地域で社会参加活動を積極的に行っている高齢者グループを広く紹介しているもので、今年度は45人27団体が受章しています。
エイジレス章を受章した武石さんは、県の養殖孵化センターを退職した翌年、70歳を迎えてから、それまで誰も成功したことがないカジカの養殖孵化に着手し、3年後に成功しました。現在84歳と高齢ですが、この事業を継続しながら行進を指導していることが認められたものです。
社会参加章を受章した松栄自治会は、元同自治会会長の佐藤邦助さんが、戦争中に松栄集落の街道沿いの松並木が伐採されたため、当該自治会の青年会が街道を桜並木にしようと立ち上がり、昭和27年から桜の植林を始めました。年々拡大していき、現在では約1キロにわたる桜並木となったいます。年に数回自治会会員による桜並木の消毒、木の手入れ、手が届く部分に限定した剪定及び落ち葉の清掃を実施し、維持管理を行っていることが認められたものです。
武石さんは「他県からよく見に来る人もいる。自分なりにやっているがなかなか難しい。食べ方は色々とあるが刺身にして食べれる20のカジカもいる」と話してくれました。
松栄自治会の佐藤さんは「戦争中松の木が全て伐採された。昭和25年に地元に帰り青年会を立ち上げ何かしようと考えた。周りには高齢の方が多く、元気なうちに又家で楽しめるようにと桜を植えた。管理保全は剪定や薬剤散布などをしていたが、交通量が多く危険のため現在は殆どできない。枯れ枝が雪の重みで車や人に落下しないかとても不安。だが、受章に恥じない活動を今後もしていく」と話してくれました。
岸部市長は「大変おめでとうございます。20センチのカジカとはたいしたもの。一度おじゃまして是非みたい。松栄の桜並木は大変素晴らしい。桜の時期がまちどおしい。今後もますます頑張ってください」と述べました。
(2006.10.24)