2006年10月31日
コンテンツ番号4690
「一人ひとりが思いやりを持てば相手もあたたかくなる」
〜人権標語コンテスト入賞者のことばから〜
子ども人権デーの集いin鷹巣西小
11月20日は「子どもの人権デー」。国連での「子どもの権利条約」の採択を記念して設けられたもので、この日を中心に世界の各地でさまざまなイベントが催されています。本市でも31日、「子ども人権デーの集いin鷹巣西小」が同小で行われ、人権尊重の輪を広げました。
本県では、小学生・中学生を対象として、人権尊重の重要性について理解を深め、豊かな人権感覚を身につけてもらうことを目的として『小学生標語コンテスト』及び『全国中学生人権作文コンテスト秋田県大会』が実施されています。また、 児童・生徒が花を栽培・育成することにより、やさしさ、思いやりの心を深め、情操を豊かにすることを目的とした「人権の花」運動も毎年指定校で行われています。
この日の集いは、鷹巣西小が行った「人権の花」運動への感謝状の伝達と、鷹巣阿仁地区の小学校児童を対象に募集し、優秀作品に選ばれた人権標語の入賞者の表彰と発表を行ったものです。
西小児童や標語コンテスト入賞者、地域のみなさんが参加した集いの会場では、はじめに大館人権養護委員協議会の北林久純会長が、「今年は鷹巣西小の皆さんに人権の花運動に取り組んでもらった。真夏の水やり、草取りなどの手をかけて咲いた立派な花は、学校を訪れる人に感動を与え、人権意識の広がりにつながっている。心から感謝申し上げたい」などとあいさつ。
感謝状伝達式では、西小児童の畠山光大君(6年)が秋田地方法務局大館支局の石井隆支局長から感謝状を受け取った後、同じく代表の成田浩崇君(6年)が、「『人権』ということばの意味はむずかしかったが、とても大切なことだと知った。花を見ると心が豊かになる。その心で人に接したい」と運動に取り組んだ感想を述べていました。
また、人権標語表彰式では、優秀作品に選ばれた10人の児童が表彰されたあと、入賞者一人ひとりが作品を作った感想を発表しました。このうち「小さな思いやり 大きくなって 愛になる」との標語で入賞した鷹巣小学校の九島愛璃さんは、「一人ひとりが思いやりを持って相手に接すれば相手もあたたかくなり、人権の輪がどんどん広がる。そんな気持ちで書きました」と述べていました。
人権標語コンテストの入賞作品(大館人権擁護協議会優秀作品)は次のとおりです。
◇「小さな思いやり 大きくなって 愛になる」 鷹巣小学校5年 九島愛璃
◇「手をつなごう 君と君の手 地球の輪」 鷹巣中央小学校5年 中嶋愛莉
◇「いじめ捨て 手と手をつなげ はなさずに」 鷹巣西小学校5年 戸澤優美
◇「いじめっこ 本当はいちばん さみしがり」 鷹巣西小学校5年 津谷雪乃
◇「あいさつで 心をひらけ 笑顔咲け」 竜森小学校6年 畠山啓太
◇「教えてよ 心のおくの その気持ち」 浦田小学校5年 田崎美花子
◇「ちがう顔 ちがう考え あたりまえ」 前田小学校6年 山田智慧
◇「つくろうよ いじめや差別のない 学校」 大阿仁小学校6年 松橋かなえ
◇「一人でも だれかが見ている 君のこと」 小沢田小学校5年 大沢純
◇「なくそうよ いじめがかげに ひそむ町」 沖田面小学校6年 村田輝昭
(2006.10.31)