2006年09月04日
コンテンツ番号4681
平成18年度秋田県消防協会大館北秋田支部防災訓練
県消防協会大館北秋田支部と市が主催の防災訓練が9月3日、合川地区駅前周辺で行われ、消防団員や地域住民、関係者など約300人が参加しました。
訓練は、午後1時、震度6弱以上の直下型地震が発生し、合川地区では多くの家屋崩壊等の被害。間もなく鳥屋岱交差点付近から出火し、隣接する民家に延焼。折からの強風と乾燥で大規模火災に広がる恐れがあるとの想定で行われました。
災害発生後、ただちに市役所内に災害対策本部を設置し、県へ報告。合川支所では、被害状況調査報告を衛星携帯電話で本部へ報告。火災発生直後は、住民による火事ぶれ、初期消火活動が行われ、消防隊の到着まで住民による消火活動と救護活動が行われました。そして、延焼拡大の恐れがあるとして合川中央駐車場に現場指揮本部と救護所を設置。統監に岸部市長。また、消防隊による消火活動のほか、延焼を食い止める水幕ホースの訓練も行われました。
救護訓練では、合川駅で避難車両が事故を起こし、運転手1名が脱出不可能となり、市消防本部の救助隊が油圧カッターなどで車のドアや屋根を切断し、救出。見ることの少ない救助活動に住民は真剣な表情で見守っていました。最後に、県防災ヘリコプター「なまはげ」が合川高校屋上から逃げ遅れた人を救出。終了後、同校グラウンドで防災ヘリコプター「なまはげ」の展示も行われました。
閉会式では、統監を務めた岸部市長が「本日の訓練を忘れることなく、有事に備えお互い協力しあい防災に務めていきましょう」とあいさつ。そして、今日行われた訓練の公評をし、防災対策への重点事項を確認し合いました。
地震や火災など、災害はいつやってくるかわかりません。災害が起きたときは、あわてずに情報を正しく確認、伝達し、地域のみなさんと一緒になって行動することが大切です。そのためにも、日頃の備えや避難場所を確認しておきましょう。
避難場所などの防災全般については、市民生活課または
各支所防災担当までお問い合わせください。
- 市民生活課62-1117
- 合川支所78-2113
- 森吉支所72-3115
- 阿仁支所82-2113
県防災ヘリコプター「なまはげ」
価格は約5億円。本体はアルミとプラスチック製です。エンジンはジェットエンジンを2機装備、それぞれ700馬力。一つが止まっても飛ぶことができます。最高速度は280/h、秋田空港から合川までは約20分。秋田県内はすべての地域へ約30分までに到着できるそうです。最大運用高度は4,500m。鳥海山の約2倍の高さです。高所救助のほか、病院へ患者搬送や、ヘリコプターの下に消火タンクを付けて山火事などの消火もできます。最大乗員はパイロット2人を含め11人。県防災ヘリコプター「なまはげ」は、いろいろな状況や災害に対応し、県民の生活と安全を守ります。(詳しくはこちら→音声による航空隊の解説)
(2006.9.4)