2006年09月11日
コンテンツ番号4671
鷹巣農林高校実習農場
鷹巣農林高校(北林強※校長、生徒数301人)の実習農場でりんごの早生(わせ)種が収穫期を迎え、11日から生徒らが収穫作業に汗を流しています。
同校では実習農場内の果樹園約70aのうち30aに「つがる」「さんさ」「陽光」「ふじ」などりんご7品種を植栽、4月から摘花や袋かけ、網かけなどの実習作業を行ってきました。9月に入り、早生種の「さんさ」「つがる」などが徐々に色付き始め、この日は「さんさ」の収穫作業を行いました。
「さんさ」の食味は、果汁が多く甘さと酸味が調和しているのが特徴。試食させていただいたもぎたてのさんさは、しゃきしゃきと歯ごたえが良く、口の中にほんのりと酸味が広がる懐かしい味でした。
作業作業は、農業科学科の生徒が、果樹のほか、水田、畜産、園芸などと1クラス4班ほどに分かれて行うローテーション式の実習の一つ。りんご園では、生徒たちは防虫と病気予防のためにかけてある袋を、りんごが傷つかないように一つづつていねいにはずした後、脚立などを利用しもぎ取りました。
りんごの収量は一品種あたり約200キロ。「さんさ」の場合は、一本の木に50個から70個の実を付けるそうです。収穫されたりんごを、さつまいもなどの秋野菜とともに生徒たちがリヤカーに積み、市民に売り歩く販売実習姿もこの時期の風物詩になっています。
収穫期は、最も遅い「ふじ」が11月上旬。実習農場ではそれまで、豊かな秋を実感しながら生徒たちによる収穫作業が続きます。
※正しくは、「強」のつくりのうち「ム」が「口」