2006年09月21日
コンテンツ番号4655
市長記者会見、プリンスホテルの報告を受け
岸部市長は21日、同日市長を訪問した森吉・阿仁スキー場を経営するプリンスホテルの幹部の報告を受け、市役所会議室で記者会見を開き、今季の両スキー場の営業について森吉スキー場は休業、阿仁スキー場は営業予定であることを説明しました。
記者会見は、8月31日、プリンスホテルの幹部が市を訪れ同スキー場の営業について説明を行った際市長が不在であったことから、今日の訪問であらためてその内容を確認した市長の報告として開かれたものです。
プリンスホテルでは、西武鉄道やなど傘下企業の経営再建を進めている西武ホールディングス(HD)のホテル・レジャー施設の売却問題で、8月31日市役所を訪れ、売却の対象となっている森吉・阿仁両スキー場について、当初予定していた8月中に入札による売却先が決まらなかったことから、今シーズンに関しては、同社が営業する見通しで、その場合森吉スキー場を休業し、阿仁スキー場のみを営業することを伝えていました。
これに対し、市では10月1日から阿仁スキー場のゴンドラ運行を予定していることやスキー場のオープン日告知・樹氷祭りのPR計画などを進めたいとして早期の結論を同社に要望していました。
市長は、プリンス側から
- 昨年度は3ヵ年計画で森吉スキー場の再生を図ろうとしたが、今冬の大雪の影響でアクセス道路(上小阿仁線)の通行止めなどにより赤字になった
- 阿仁スキー場は樹氷鑑賞でのゴンドラ運行のみの営業であったが、市からの助成により赤字額が少なくて済んだ、などの状況を踏まえ、阿仁森吉スキー場は8月をめどに売却を進めてきたが、売却先は決まらず、10月中旬に再入札を行う予定である。もし売却先が決まらなくとも、今シーズンの営業は森吉スキー場を休止し、阿仁スキー場一本に絞る形で営業を継続したい
との報告をあらためて受けたことを説明しました。
またプリンスでは、今季の阿仁スキー場の営業内容について
- 営業期間は平成18年12月14日から平成19年3月25日までの102日間とすること
- 標高1,200地点から滑り降りる「サンシャインコース」をメインに早期営業すること
- 樹氷祭り期間は、平成18年1月13日から3月4日までの51日間とする
などの内容も会見で明らかにされました。
なお市では、森吉スキー場が休業になることなどから、森吉地区の宿泊施設などの関係者を対象に、27日午後2時から説明会を開催する予定です。
(2006.9.21)