2006年08月05日
コンテンツ番号4632
旧秋北バス鷹巣営業所内、4店舗でスタート
鷹巣町商工会青年部(野宮幸博部長)が中心となって進めている「やるべショップ」が、旧秋北バス鷹巣営業所内に8月5日(土)オープン、商店街の活性化を目指した若者たちの事業がスタートしました。
この事業は、県商工会連合会の「中心市街地活性化および振興事業」を活用し、旧営業所の内部を改装して5店分の店舗スペースを確保、低家賃で貸し出し商店街のにぎわい創出と中心市街地の空洞化防止などを目指そうというものです。
事業の推進にあたっては、建物を所有する市が無償でスペースと駐車場(ピロティ)を貸与、また同青年部が銀座通り商店会青年部らと「やるべ倶楽部」を組織し、オープンに向けて準備を進めてきました。
入居店舗を募集、選考を経てチャレンジショップに決まったのは市内から、着物生地リサイクル商品を販売する「アトリエ愁(しゅう)」と雑貨・アクセサリー「愛の相談室」。市外からはアンテナショップ(協賛企業)として有機肥料の「北勢工業(秋田市)」と観賞用植物販売の「アーク トゥリー松田計画(湯沢市)」の計4店舗が入居しています。
この日は午前11時から、やるべ倶楽部のメンバーらが鷹ノ巣駅から同ショップまでをビラを配りながらパレードし、買い物客などにショップをPR、11時30分に同ショップでオープニングセレモニーが行われました。
アマチュアバンド「とこも」が野外ライブでイベント盛り上げに一役(15:00〜18:00〜)
セレモニーでははじめに野宮部長が「県商工会連合会をはじめ、関係者の皆さんの協力でオープンにこぎつけることができた。しかし、オープンしたこの日が本当の事業のスタート。サブタイトルには「成功するチャレンジショップ」という名称をつけたが、これは、ショップの皆さんにはここで育ってもらい、いずれは商店街に進出してもらうことが最終目的という願いを込めたもの。「やるべ倶楽部」は、それを支援する立場として応援して行きたい。今日のイベントも最後まで楽しんでください」とあいさつ。
また来賓の岸部市長が「この企画を青年部の皆さんから聞いてから2ヵ月ほどで実現したのを見て若者のパワーを感じた。よく商店街のドーナツ化現象といっているが、北秋田地域は周辺も含めて消費が市外に流出しているのが現状。こうして市街地の中心部に核を持つことはとても大切。圏域での交通の発着地点でもあり、成功する可能性は大きい。ぜひ頑張ってほしい」と、激励をこめて祝辞を述べました。
続く伊藤公夫商工会長のあいさつの後、野宮代表、岸部市長らでオープニングのテープカットを行ない、やるべショップの第一日目がスタートしました。
この日は、イベントとしてショップ裏に設置された露店で生ビールやフリーマーケットも出店、多くの人手でにぎわいました。午後3時と5時には、アマチュアバンド「とこも」による野外ライブが行われます。このほか、銀座通り商店会では、同商店会の加盟店を5日、6日の2日間で2店以上利用した方に露店でわた菓子かかき氷がもらえる企画を実施します。6日のイベントは午前10時から。
なお、飲食店スペースについてはまだ空いていることから、チャレンジショップに応募したい方を募集しています。入居希望の方、また起業について相談したい方は鷹巣町商工会まで(TEL:0186-62-1850)
(2006.8.5)