2006年08月06日
コンテンツ番号4630
「2006よねしろレディース鮎カップ」・「2006よねしろ鮎カップ」
全国のアユ釣り自慢たちが腕を競う大会「2006よねしろレディース鮎カップ」と「2006よねしろ鮎カップ」が8月6日(日)、秋田内陸線鉄橋付近の米代川で開催され、市内外から訪れた太公望たちが「大アユの里・米代川」に挑みました。
大会は市鷹巣漁業協同組合(湊屋啓二組合長)主催。旧鷹巣町漁業協同組合当時の昭和63年、「失われつつあるふるさとの川や自然を後世に残し、アユを町の活性化に!」と企画、女性の大会である「レディース鮎カップ」をメインに始まったもので、洪水などで中止した年をのぞき、これまで継続して開催されてきました。当時は、女性部門だけの大会はめずらしく、日本テレビからも取材を受け全国放送されるなど話題を呼びました。
今大会には、青森、岩手など東北を中心に、遠くは大阪などから男性45人(うち市内から5人)、女性3人(同1人)が参加。午前8時過ぎに始まった開会式では、湊屋組合長が「 今年は、昨年の4〜5倍の遡上が確認されているが、魚体は小ぶり。また渇水でシビアな闘いになるだろう。大会はこれまで天候の影響によるさまざまな状況の中で開催してきたが、継続できたのは皆さんの参加のおかげ。今後もぜひご参加を」とお願いし、のろしの合図で大会が始まりました。
競技は、糸に“おとり”となるアユをつなぎ、縄張りを主張して攻めて来るアユを引っ掛ける「友釣り」で数と大きさ(総重量)を競うもの。ポイントは内陸線鉄橋付近を中心に上流と下流に分けた2つの区域を2時間ごとに交代し各自が探ります。この日は渇水で水量が少なく、また前日も競技場所付近に相当数の釣客が入ったことなどから、 魚影が少なく参加者は苦戦していたようでしたが、男性部門の第1位は37匹を釣り上げるなど「さすがはアユの本場」と上々の釣果のようでした。
大会に北秋田市から参加した「レディース鮎カップ」の優勝者・高橋久美子さん(綴子)は、鮎釣を始めて4年目。「昨日は阿仁川で7匹、今日はまずまずかな。アユは(今日大会のあるバドミントンの)仲間のところに持っていきます」と大会の一日を楽しんだようすでした。
大会の結果は次の通り(敬称略)。
「よねしろレディース鮎カップ」
- 優勝 高橋久美子 北秋田市 10匹(340g)
- 準優勝 小山内三哉子 青森県五所川原市 5匹(250g)
- 第3位 吉水和子 秋田市 3匹(160g)
「よねしろ鮎カップ」
- 優勝 小山内文一 青森県五所川原市 37匹(1,340g)
- 準優勝 村田満 大阪府大阪市 36匹(1,280g)
- 第3位 九嶋貴文 北秋田市 26匹(907g)
- 第4位 杉山田安規 青森県平川市 25匹(730g)
- 第5位 原田宝徳 福島県富岡町 25匹(670g)
- 大物賞 工藤輝美 北秋田市 19.5
(2006.8.6)