2006年08月08日
コンテンツ番号4627
「あきたっ子の安全・安心サポート事業」実践普及講習会
「あきたっ子の安全・安心サポート事業」実践普及講習会が8月8日(火)、鷹巣小学校(出川幸三校長、児童数364人)で行われ、同小の6年生30人が市や県の関係者、教職員らとともにまち中を歩き、学区内の危険箇所を確認、安全マップづくりに取り組みました。
子どもの安全については、これまで防犯ブザーの配布や警察官による不審者に対する指導などにより対策が取られてきましたが、これらはあくまで被害防止の最後の手段であり、危険な状況に身を置かないことが最善とされ、子どもたちの意識を高めるためにも「安全マップ」の作製が有効とされています。
秋田県では、子どもの巻き込まれるおそれのある事件や不審者情報が数多く報告されていることから、県では6月、「地域安全マップ」の作成を子どもたちが自ら作成するための指導者講習会を開催しています。この事業を各地域で進めるため、北秋田市の実践校となっている鷹巣小学校で児童と市内各小学校の教職員が参加し実践講習会が開かれたものです。
講習会には、夏休み中にもかかわらず、6年生62人のうち約半数の30人が参加、実際に街中を歩き危険箇所などをチェックする「フィールドワーク」やマップづくりに挑戦しました。
午前9時に始まった事前学習では、はじめに安全対策や日程について説明を受けると、班長、地図係、写真係、インタビュー係などの役割を決め、6人づつ5班に分かれ学校を出発、狭い路地や高いブロック塀の陰、公園に設置されている構築物などを、チェックして回りました。
フィールドワークを終えたあと午後からは補助員として回った教員らとともに、今度は実際のマップづくり。各班ごとに模造紙に道路などを書き込み、チェックした場所の写真を張り、説明をつけて「安全マップ」を完成させました。
今回の普及講習会をもとに、市内各小学校でもマップづくりが行われる予定です。
(2006.8.8)