2006年08月14日
コンテンツ番号4617
祖先の霊を伝統芸能で供養〜各地区でお盆行事
各地区のお盆行事が13日から始まり、鷹巣地区・前山では今年も伝統の奴踊りとこっけいな「じゃこ釣り舞い」が披露されました。
前山地区の郷土芸能は、もともと「前山盆踊り」として伝承されてきたもので、江戸中期、村の旧家が集まって豊作と厄除けを祈願するために雷皇神社に奉納したのがきっかけだといわれています。
踊りの構成は、佐竹氏が常陸の国から秋田入りしたときの行列のようすが原型になっているといわれ、大名行列や、獅子踊りなどで構成されていましたが、現在では「奴踊り」「じゃこ釣り舞」が伝え踊られています。
奴踊りは、踊り手の不足から、最近では大人と子どもが一緒に踊っていますが、高校生も参加するなど地域一体となって伝承されています。
じゃこ釣り舞は、釣りの好きな兄弟のしぐさをこっけいに演じる舞で、演技で釣り上げられる魚は本物の鯉が使われるなど、ユーモアたっぷりな演技と凝った演出に笑いと拍手が沸き起こっていました。