2006年08月15日
コンテンツ番号4601
まわし姿で梵天奉納~「サギサギ」 米内沢の三吉神社祭典~
紙で作った高さ3mほどの梵天を持ち、相撲取りの装束で化粧まわしを着けた男たちが、8月15日、行司を先頭に笛や太鼓で囃子、「サーギ サーギ ドッコイサーギ」と唱文を唱えながら町内を練り歩きました。
この三吉神社祭典「サギサギ」の起源は定かではありませんが、伝承している米内沢共勇会が結成以来120年を超えており、それ以前から行われています。
明治8年の「倉能山講中、御神酒勘定帳入」の木箱が残っていて倉の山への参詣の古さを物語っています。また、同様の行事が青森県の岩木山にあることからそのその流れをくんでいるといわれています。
一行は神社ふもとの小川で身を清め、米内沢で一番高い倉の山頂上の三吉神社まで行き、神官のお祓いを受け、梵天を激しく突進し祠に納め、豊作や無病息災を祈願し奉納相撲を行いました。