2006年08月29日
コンテンツ番号4595
「緑の少年団活動」「交通安全子供自転車大会」の成果を報告
「緑の少年団」活動の取り組みにより秋田県及び全国大会で表彰を受け、また、東京都で開催された「第41回交通安全子供自転車大」に出場し善戦した市立竜森小学校(工藤克也校長、児童数14人)の児童が工藤校長らとともに市教育委員会を訪れ、それぞれの大会での成果を報告しました。
同小は七日市・竜森地区に位置し、周囲を広大な山林に囲まれている小規模校。学校林を持ち、昭和38年には文部大臣賞や農林大臣賞を受賞するなど地域ぐるみの活動は学校の伝統となっています。また、交通安全子ども自転車大会では全県11連覇を重ねるなど小規模校としてのユニークな活動でも知られています。
「緑の少年団」は少年・少女が緑に親しみ、緑を育てる目的などで結成されている学校や地域単位の組織。7月27日・28日の2日間、秋田市の太平山自然学習センターを会場に全県の少年団が参加する「秋田県緑の交流集会・活動発表会」が開催され、竜森小は活動発表で県知事表彰を受けました。
また同時期に滋賀県野洲市で開催された「第17回緑の少年団全国大会」に畠山啓太君(6年)と畠山翼くん(同)が参加、年間を通して学校林での杉の育林・観察活動などが評価され、全国で3団体だけが受賞対象となる「みどりの奨励賞」の表彰を受けたものです。
一方、交通安全自転車競技では、選手不足のハンディを抱えながらも7月6日、秋田市の県立体育館で開かれた「第34回交通安全子供自転車秋田県大会団体の部」で通算12回目の優勝を飾り、8月1日・2日の両日、東京ビッグサイト(所在地=東京臨海副都心)などで開催されていた全国大会に秋田県代表として出場、入賞はならなかったものの並み居る強豪校相手に善戦しました。
緑の少年団全国大会、交通安全子供自転車全国大会の両大会に参加した畠山啓太くんは、「自転車大会では練習の成果を発揮できるようにがんばりました。育林活動では、 これからも杉などを植林し、緑の環境を守って行きたい」としっかりした声で報告しました。
市教育委員会の三澤仁教育長は、「全国で3校にのみ贈られるみどりの奨励賞の受賞はこれまでの活動の賜物。自転車大会でも全国の常連校となっている竜森小はまさに『小さな大学校』。このような成果を自信に、勉強やクラブ活動にますます励んでほしい」と受賞と活動への取り組みを称え、また教育委員会の職員がエールで激励しました。
(2006.8.29)