2006年07月08日
コンテンツ番号4581
第15回たかのす米代川花火大会
秋田県内では最も早い時期に開催される恒例の「第15回たかのす米代川花火大会(北秋田市観光協会鷹巣支部主催)」が7月8日(土)、米代川河川公園を会場に開催されました。
この花火大会は、昭和の合併以前に旧鷹巣町で開かれていた花火大会を鷹巣町観光協会が平成3年、鷹巣中央公園桜まつりのメインイベントとして36年ぶりに復活させ、その後会場を米代川河川敷に移して開催されているもの。最近では打ち上げられる花火の数も増え、県内では大曲、雄物川の花火大会に次ぐ規模となっています。
この日のお天気は、前日までの雨模様が嘘のような快晴に恵まれ、会場には午後4時過ぎから浴衣姿の家族連れなどが続々と訪れました。観覧席となった河川公園のグラウンドや堤防の周囲も開会セレモニーの始まった午後7時過ぎには見物客で埋まり、また、約1000台収容の会場駐車場も満杯状態。青森や岩手ナンバーなど県外ナンバーの車も多く見られました。
プログラムは2部構成。開会セレモニーでは、はじめに市観光協会の村井松悦理事が「鷹巣中央公園を会場に始まった花火大会も市民の皆さんに支えられ今年で15回目を迎えることができた。人の一生にたとえると中学生が進路を決める年。今年は市観光協会が発足したが、これからは市全体の観光振興のために寄与できるように努力したい。今日は最後まで楽しんでください」などと歓迎のあいさつ。
7時30分に開始の号砲が鳴ると、まだ日没後の明るさがうっすらと残る中「小人たちの舞踏会」と題し、15の自治会・町内会提供による4号玉で大会の口火が切られました。
この後、「スターマイン(連射花火)」や割物花火、そして開花直径が300メートルという尺玉などが次々と打ち上げられ、漆黒の夜空を華やかに彩りました。 このほか、宝石やキャラクター、ハートの形に開く花火なども見物客を楽しませました。
第1部の最後に打ち上げられたのは「大宇宙からの手紙」と題した特大スターマイン。一体何発が上がったのかわからないほどの色とりどりの玉が四方八方で炸裂、観客席からは一段と高い歓声が上がっていました。
2部の始めは、「高野尻万灯火会」の協力による「マトビ」の演出。高野尻地区では毎年春彼岸に先祖供養としてマトビを行っており、幻想的な雰囲気が花火大会に合うことなどから、自治会の会員らがボランティアで全面協力、今年で5回目になるものです。今回は「祝・四町合併1周年」と浮かび上がった火文字の横からクマに引かれた列車が動き出すというもの。同時に打ち上げられたスターマインを背景にした炎の演出に会場は大きな拍手を送っていました。
この後も、各町内会や企業などの提供による大玉などが見物客を楽しませ、そしてエンディングにはナイヤガラの仕掛花火に合わせ、超特大スターマインがダイナミックに夜空を焦がしました。
(2006.7.8)