2019年12月26日
コンテンツ番号3215
公式SNS開設、押尾川親方への北秋田市市民栄誉章、職員派遣などを説明
(2019年12月26日)
令和元年12月の定例記者会見が、12月26日(木)に市役所本庁舎で行われ、今年1年を振り返っての感想や市公式SNSの開設、押尾川親方への北秋田市市民栄誉章の授与、台風19号に係る被災地への職員派遣についてなどについて説明しました。
記者会見の内容は以下のとおり
1.今年1年を振り返って
今回の記者会見が本年最後となりますので、1年を振り返っての感想と新年の抱負について少しお話させていただきます。
平成から令和へと新しい時代の幕開けとなりました今年は、1月に当市初開催となりました第3回国際樹氷サミットを通じて、日本三大樹氷鑑賞地である森吉山を広く国内外へPRできましたし、阿仁マタギを中心とした歴史や文化のブランド力の強化として、日本遺産認定に向けた取組みを推進することができました。
さらには、伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群の世界文化遺産への推薦決定など、近い将来において観光振興の中軸となる3本の柱を骨太にすることができた年であったと感じております。農業振興については、2月、当地域の2つのJAが合併し、経営規模拡大による足腰の強いJAが誕生しておりますが、農業情勢の大きな変換期を背景に、主食用米からの脱却による次世代型農業の確立に向けた取組みが、今後は重要であると認識しております。
林業振興については、今年から森林環境譲与税を財源とした新たな森林管理システムがスタートしたことから、当市の利用期を迎えている豊富な森林資源の循環利用を基本に捉え、林業成長産業化の体制が整いつつあると考えております。
森林環境譲与税を活用した事業については、友好交流都市であります国立市と連携し、「都市と山村の友好の森事業」を8月に実施しており、今後は、幅広い分野における交流の深まりにより、両市が刺激を受け合いながら発展していく未来を築いてまいりたいと考えております。
防災対策については、当市におきましては、台風や豪雨による災害の発生が少ない年となりましたが、東日本の各地に甚大な被害をもたらした台風15号や19号のように、近年の大型化する自然災害への備えといたしまして、災害時の情報を迅速かつ確実に伝える防災ラジオの普及拡大を図ることができたところです。
令和時代を担う子どもたちの活躍については、鷹巣小学校ミニバス女子全県初優勝、森吉中学校ソフトテニス部東北大会優勝、そして、来年3月で長い歴史に幕を降ろす鷹巣南中学校野球部の全県大会3位入賞などがありましたが、大きな舞台で躍動する子どもたちの姿は、地域を明るく元気にしてくれました。
そして、先の日曜日に行われました全国高校駅伝では、県代表として地元の秋田北鷹高校女子駅伝部が堂々たる走りを見せ、地域に熱気と感動を運んでくれました。
生活インフラ整備については、地域医療を守るため改築を進めております阿仁診療所は来年4月の開所に向けて万全を期しておりますし、し尿処理施設や新鷹巣浄水場についても同じく来年4月の稼働を予定しており、市民の暮らしを支える環境整備を進めることができたと考えております。
その他については、1月、当市第1号のふるさと大使としてご尽力いただいております元関脇豪風関の押尾川親方が、全国のファンに惜しまれながら現役生活に終止符を打ちました。
来年2月1日に両国国技館で執り行われます「引退相撲・断髪式」と合わせまして、これまでの数々のご功績に対する感謝と敬意を表し市民栄誉章の授与式を予定しております。
市民ふれあいプラザコムコムについて、今月に入り、累計来館者数が100万人を達成するという、うれしいニュースがありました。
平成28年4月のオープン以来、多くの方々にご利用いただき、地域の新たな活力創造と賑わい創出に大きく貢献できていると手応えを感じております。
引き続き、地域の皆様からご愛顧いただけるよう魅力ある環境づくりに努めてまいりたいと考えております。
さて、令和2年は、第2次北秋田市総合計画における前期基本計画の最終年となる重要な1年となります。
これまでの具体的な施策に対する成果と課題を分析し、次の段階へ昇華させる取り組みを推進しながら、将来都市像に掲げる「住民が主役のもりのまち」の実現に向けて、市民の皆様とともに邁進してまいりたいと考えております。
2.北秋田市公式SNSの開設について
市政情報については、主に当市のホームページや広報によりお伝えしておりますが、従来の方法に加えまして、ツイッター、フェイスブック、インスタグラムの各SNSに当市の公式アカウントを本日より開設し、情報発信を行ってまいりますのでお知らせいたします。
当市の公式アカウントは、以下のとおりとなります。
各SNSトップページのアイコンは、森吉山をテーマにハローキティーを用いた親しみを感じる柔らかなデザインとなっております。
情報発信にあたっては、イベントやお知らせのほか、市外の方にも当市の魅力が十分に伝わるように、季節の移り変わりの様子や隠れた魅力なども投稿しながら、多くの方々に「フォロー」や「いいね」、「ハートマーク」をいただけるよう努めてまいります。
市公式SNS
- 市公式twitter https://twitter.com/kitaakita_city
- 市公式facebook https://www.facebook.com/秋田県北秋田市-105697430926685/
- 市公式instagram https://www.instagram.com/kitaakita_city/
3.押尾川親方への北秋田市市民栄誉章の授与について
北秋田市のふるさと大使第1号としてご尽力いただいております、元関脇豪風関の押尾川親方が、全国の多くのファンに惜しまれながら今年1月の初場所で現役を引退されました。
引退された直後から、長年にわたりプロの第一線でご活躍された親方に対しまして、北秋田市市民栄誉章を授与したいと表明しておりましたところ、このたび、市民栄誉章授与式の日程が整いましたのでお知らせいたします。
年明けの2月1日土曜日、両国国技館において開催されます押尾川親方の「引退相撲・断髪式」の一幕をお借りして、実施させていただくことになりました。
押尾川親方も、ご自身の「引退相撲・断髪式」の開催にあたり、「国技館を秋田の人で埋め尽くしたい」と、様々な機会にお話されております。
ぜひ、多くの北秋田市民に元関脇豪風関の最後の雄姿をご覧いただきまして、「引退相撲・断髪式」に一花添えていただきますようお願いいたします。
4.台風19号に係る被災地への職員派遣について
このたび、秋田県を通じて台風19号に係る中長期の職員派遣の打診があり、これにこたえる形で、年明けの1月より岩手県石巻市に職員を派遣することといたしましたのでお知らせいたします。
派遣する職員は、石巻市において災害救助法に基づく各種補助申請関連業務を行うこととなっており、派遣期間と人員は、1月の1か月間に1名、2月から3月の2か月間に1名となります。
被災地の一日も早い復旧復興のため、北秋田市の代表として、日ごろ培った業務の経験を活かして、持てる力を存分に発揮することを期待おります。