2006年03月03日
コンテンツ番号4444
〜鷹巣西幼稚園「ひな祭りお茶会」〜
(2006.3.3)
3月3日は「ひな祭り」。市内の幼稚園や保育園でも、ひな人形を飾り「桃の節句」を祝いました。このうち、鷹巣地区坊沢にある鷹巣西幼稚園(津谷露子園長、園児27人)では、市内の茶道教室の協力を得て「ひな祭りお茶会」が開かれました。
同園のひな祭りに合わせたお茶会は、「表千家小坂キヌヱ社中」の協力により8年前から続いているもので、この日は教室の7人のみなさんが人数分の茶碗など道具一式を携え、幼稚園を訪れました。ひな人形が飾られ、華やいだ雰囲気の中、園児たちがきちんと正座でごあいさつし、お茶会が始まりました。
はじめに津谷園長が「今日はみなさんが心待ちにしていたひな祭りです。ひな祭りは、お人形を飾って女の子が病気にならないように、そして元気にすごせるようにお祝いをする日です。それに今日は、お茶の先生たちがお茶会を開いてみなさんと一緒にお祝いしようと来ていただいています。一緒に楽しくお茶をいただきましょう」とあいさつ。
この後、木の枝で作った人形と船を使いながら、病気の子どもの身代わりに人形を川に流す「流しびな(=ひな祭りの原型)」のお話を園児に聞かせると、子どもたちもひな祭りの由来を理解したようす。自分たちが折り紙で作った人形も飾っているひな壇をじっと見つめていました。
お茶会では、小坂社中のみなさんが、子どもたち1人づつに和菓子と釜の湯から点てた抹茶を振舞うと、大きな茶碗を小さな手に持ち「先生、このお茶おいしいよ」「お菓子もかわいくておいしいね」などと、お茶会を楽しんでいたようすでした。お茶会の最後には、「うれしいひな祭り」を合唱し、お茶の先生たちに感謝の気持ちを伝えました。
園舎の周囲にはまだたくさんの雪が残っていますが、長い間雪に覆われたこの冬も、桃の節句が過ぎるといよいよ春の到来。もうすぐ、園舎の外でも子どもたちの歓声が聞こえます。