2006年03月17日
コンテンツ番号4429
〜綴子地区・市立綴子小学校卒業式〜
17日(金)、市内の小学校9校で卒業式が行われました。このうち、綴子大太鼓祭りで知られる鷹巣地区綴子の市立綴子小学校(鎌田実校長、児童数188人)では、父兄らが大太鼓を打ち鳴らし卒業を祝福するととともに、41人の卒業生を見送りました。
大太鼓での見送りは、大太鼓保存会や父兄らの協力により同小の卒業式の恒例となっているもので、今年は、下町(したまち)大太鼓保存会所有の3番太鼓が登場しました。直径は2メートル41センチ。普段展示してある「大太鼓の館」から運び出され、校舎の前に設置されました。
同小の児童のうち、大太鼓の奉納を担当する上町・下町の児童は、太鼓ゆかりの綴子神社例大祭(7月14日・15日)で奴踊りや獅子踊りなどの伝統芸能を披露し、祭典の一役を担います。また、学校では郷土学習として、上町・下町以外の児童も伝統芸能の指導を受けるなど、6年間、大太鼓や郷土芸能に親しみを持って学校生活を過ごしてきました。
式典と最後のホームルーム、記念撮影を終えた卒業生が玄関から出ると、在校生や教職員、地域の皆さんと一緒に大太鼓がお見送り。父兄らが伴奏と打ち手を務める大太鼓の迫力ある演奏に送られて、たくさんの思い出と希望を胸に学び舎を巣立ちました。