2006年03月21日
コンテンツ番号4425
〜春彼岸「万灯火」〜
春彼岸の中日にあたる3月21日、合川の伝統行事「万灯火」が各集落で灯され、炎の放列が残雪の山々に浮かび上がりました。
春彼岸の行事として、古くは奈良時代より行われているといわれる万灯火。墓場に灯りをつけたり、川原や山の上にたいまつを灯し、精霊がその火を道しるべとして家々に舞い戻り、子孫のもてなしを受けるとされています。
以前は、集落の戸数だけの万灯火をワラで作り燃やしていたそうですが、現在は、古い布を丸めて作る「だま」に油を付けて燃やし、先祖の霊の供養と共に、豊年満作、家内安全も願っています。
また、この伝統行事を多くの人に見てもらおうと、毎年たくさんの人が帰省する8月14日に、合川橋付近の阿仁川堤防約2にわたり灯す「合川まと火」も行っています。