2006年02月08日
コンテンツ番号4409
〜受章おめでとうございます〜
元鷹巣阿仁広域市町村圏組合消防本部消防司令長の故・木村秀夫さん(71)に対する叙位叙勲の伝達式が、2月8日、市役所で行われ、木村充北秋田地域振興局長から瑞宝双光章(消防功労)の勲記と勲章が、妻・憲子さん(69)に手渡されました。
木村さんは、昭和28年3月に秋田県立秋田工業高等学校を卒業後、同年4月10日に国家地方警察巡査に採用されました。39年3月に秋田県巡査部長、44年3月に警部補を経て、52年4月に鷹巣警察署交通係長で退職されました。
その後、同年5月に鷹巣阿仁広域市町村圏組合消防本部消防司令として採用され、発足間もない消防本部の組織体制の強化に奔走、特に消防活動の多様化に伴う人員の増強や消防需要の増大を見越して手狭となっていた庁舎の増築に取り組み、翌53年7月から平成7年3月で退職するまでの16年9カ月間、消防司令長(消防長)を勤めました。
この間、昭和62年に消防庁長官から永年勤続功労章、平成元年に全国消防長会会長から消防行政功労表彰、平成6年に消防庁長官から功労章を受章されております。
この日の伝達式には、岸部市長、畠山消防長らが立ち会い、昨年11月10日に亡くなった木村氏にかわり出席した妻・憲子さんに勲記と勲章が伝達されました。
木村地域振興局長が「消防司令長を16年9カ月というのは最長ではないか。亡くなるのが早かった。生前であればなお良かった」と話し、畠山消防長は「10年を越える消防長はいないし、全国的にもいないと思う。これからもないのでは」と功績をたたえ、岸部市長が「受章おめでとうございます」と述べると、妻・憲子さんは「皆様のお陰で受章することができました。生きていればもっと喜んでいたと思います。早速報告したい」と語ってくれました。