2006年01月01日
コンテンツ番号4381
明けましておめでとうございます。
市民並びに関係機関・団体の皆様方におかれましては、希望に満ちた、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、平素は北秋田市政に対し、ご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。
昨年は「『自然』『ひと』が調和し、活気とぬくもりのある交流都市」を目指して、北秋田市が誕生し、新たな船出をした誠に喜ばしい記念すべき年でありました。
このような中、平成20年開催の第59回全国植樹祭が本市「県立北欧の杜公園」を会場に開催されることが正式に決まり、天皇皇后両陛下をお迎えしての開催となりますことから、大きな喜びとともにその分重い責任も感じておりますが、当市のみならず、県北地域並びに本県発展のため、市民と一丸となり関係機関と連携のもと、必ずや成功に導きたいと考えているところであります。また、平成11年12月以来、冬期間運休しておりました大館能代空港大阪便の通年運航が再開となり、本市の観光事業や地域の活性化に大いに期待できるものと確信しております。
ここ数年、我が国経済は、堅調に推移する企業収益や個人消費の持ち直しなど明るい展望が広がりつつあるものの、構造的な問題から景気回復への脱却が難しい本県などの地方を取り巻く経済環境は依然として厳しい状況に置かれており、現下における原油価格高騰などを要因として、未だ先行きについて不透明となっております。それらに加え、国庫補助負担金の削減、税源移譲、地方交付税の見直しをうたう三位一体改革は、その調整が難航し、本市は極めて厳しい財政状況に置かれています。
本年はより一層の行財政改革をすすめながら、少子高齢社会に対応した地域社会づくり及びその充実、地球規模で深刻化する環境問題、高度情報化時代への対応、教育文化の振興、都市基盤整備など、これからのまちづくりに欠かせない重要な政策課題に取り組んで参ります。
特に、あけぼの町地区及び綴子地区の大型商業施設、早期の優良企業誘致など賑わい創出と雇用の場の確保に真摯に取り組むことは勿論のこと、平成21年の開院を目指し高次医療を提供する地域医療支援病院構想の推進に取り組んで参ります。
また、地域資源を大いに活用しながら、市の独自性を発信し、市民一人ひとりが、この北秋田市に住んでよかったと実感し、他地域の方々にも、北秋田市にぜひ住んでみたいと感じて頂けるような地域振興策を的確かつ着実に取り組んで参ります。
結びに、昨年以上に市民の皆様の間で、より一層の一体感が芽生え交流の輪が広がり、北秋田市民としての誇りが生まれるものと期待いたしますとともに、本年が皆様にとって良い年となりますよう、併せて健康で幸せな一年となりますようご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。
平成18年元旦
北秋田市 長岸部陞