2006年01月02日
コンテンツ番号4379
新市発展の願いを込めて
〜平成18年大太鼓たたき初め〜
新春恒例の「大太鼓たたき初め」が1月2日(月)、大太鼓の館で行われ、4張の綴子大太鼓が1年の景気付けに大音響をとどろかせました。たたき初めは、大太鼓の館とぶっさん館への千客万来、施設での無事故などを祈願するため毎年2日に行われているもので、綴子上町・下町の大太鼓保存会、また町、議会、観光・物産関係者らが出席、また、一般の見学者も含め、およそ100人がセレモニーを見守りました。
今年のたたき初めは、指定管理者制となってからはじめての開催。午前11時から行われた神事では、大太鼓の館展示ホールに展示されている大太鼓の正面に祭壇が設けられ、綴子神社の武内宮司により、厳かに祈祷が始まりました。この後、岸部市長の代理として出席した久留島正夫・北秋田市総務部長ほか市の関係者、清水議長ほか議会関係者、保存会代表らが順に玉ぐしを奉てん、祈願を行いました。
神事のあと久留島総務部長が、「昨年は世界の太鼓ミュージアムのリニューアルを行ない、また大館能代空港の通年運行が再開されるなど誘客に向けての態勢も整った。今年は多くの入館者を迎え入れられる素晴らしい年になることを期待したい」と、大入りへの願いを込めてあいさつ。
続いて、大太鼓保存会を代表して下町大太鼓保存会長の藤島勝政会長が「昨年の暮れは大雪に見舞われたいへんだったが、雪の多い年は豊作につながるといわれている。市として最初のたたき初めでもあり、大豊作を予感させるたたき初めは新しい出発の年にふさわしい。大太鼓の歴史はおよそ700年といわれているが、その1ページとして今年1年の幸せを呼び込みたい」とあいさつしました。
この後、下町、上町大太鼓保存会の叩き手がそれぞれ2張の大太鼓を順に演奏、最後には上下合同で4張の大太鼓が同時に打ち鳴らされると、そのズシンと響く大太鼓特有の大きな音に、見学に訪れた帰省客らも驚いていたようすでした。