2006年01月04日
コンテンツ番号4378
無火災を呼びかけながら威風堂々と行進
〜平成18年消防出初式〜
平成18年の北秋田市消防出初式が1月4日(水)、鷹巣地区で開催され、消防団員や婦人消防隊員およそ750人が吹雪となった悪天候の中、市庁舎周辺から鷹巣体育館までを威風堂々と行進、また、式典では功労表彰などが行われました。
今年の出初式は合併後初の開催となったことから、阿仁、森吉、合川、鷹巣地区など全市の分団が合同で参加しました。さらに市消防本部と各分団の車両部隊が加わって市中央公民館前を出発、商店街では、岸部市長、畠山勇悦消防長、中村信一消防団長の観閲を受けました。
この日は、強い吹雪に見舞われたにもかかわらず、各団とも士気を高めながら一糸乱れぬ行進を展開、沿道で見守る多くの市民に無火災を呼びかけました。
鷹巣体育館で行われた式典は、市と県の防災担当者、清水修智市議会議長ほか議会関係者などが参加し、午前11時から始まりました。はじめに岸部市長が「今年の出初式は記念すべき市としての第一回目の開催となった。全国的に見ても昨年は、台風被害や大規模な林野火災、福岡西方沖地震、そして山形での列車脱線事故など災害や事故が相次いだ。幸い当市では大きな災害はなかったが、いつ起きるかは予測できない。被害を最小限に食い止めるよう、関係者が一体となった活動を進めなければいけない。これには一人ひとりの力が大切。積極的に防災訓練に取り組み、地域防災の担い手をして訓練に励んでほしい」と式辞を述べました。
続いて中村消防団長は、「平成16年の統計では全国で6万394件の火災が起きている。これは1日165件、9分に1件が発生していることになる。また、被災者の6割が高齢者宅という傾向になっている。昨年管内で生きた火災は20件だった。日頃から訓練に励み、市民の安心と安全に貢献できるよう、火災予防を合言葉に活動してまいりたい」などと、一堂に会した団員らに向って、積極的な活動を呼びかけました。
この後、秋田県知事表彰、消防協会表彰などの功労表彰が行われ、受賞者を代表して森吉支団第4分団の清水勇一団長が謝辞を述べました。また、防火作文で県消防協会大館北秋田支部長表彰を受けた森吉中学校1年の加賀大地君が作文を発表、前鷹巣消防団長の千葉賢一郎氏の万歳三唱で新市として初開催となった出初式を締めくくりました。
市中央公民館から鷹巣体育館までの行進には4地区から約750人の団員、婦人消防隊などが参加
秋田県知事表彰(有効賞)を受ける森吉支団第4分団の清水勇一分団長